不毛 | 町に出ず、書を読もう。

町に出ず、書を読もう。

物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

ワタクシの働いている店は結構品揃えがいいもので、老若男女さまざまな方が来店されます。



んで、もちろん、いちびり真っ盛りの男子中学生とかも来るわけで。



んで、もちろん万引きとかもガンガンやってるわけで。



ワタクシにもルーチンワークというものがありまして、その上飛び込み仕事が入り、人数の具合によってはレジにも入り、売場のレイアウトを変え、と日々忙しく働いており無駄な時間は出来るだけ無いように心がけているのですが、



「万引き警戒」



お子たち(万引き少年はほとんどの場合群れでやってきます)のあとを付いて回り、商品を勝手に開ければ注意したり、テスター(試用見本)を全く違う場所に置いていけば元の場所にもどしたりしながら万引きをしないようにカンサツし続けるという作業です。



これがもう、涙が出るくらい不毛。全く何も産み出さない作業です。



こんな作業で時間を取られるため、やらなければならない仕事は全く進みません。



しかも心からどうでもいい彼らのトーク内容とかも、聞きたくもないのに耳に入ってくるんです。




で、こないだ、三人くらいで万引き警戒してると、彼らが何か話してます。



ワタクシはたまたま彼らの近くに居たのですが、棚を一つ隔ててたので気付いてませんでした。



少年A「めっちゃ見られてんで。俺ら警戒されてんな」
少年B「上等やんけ」




「上等やんけ」って。


こんな狡い万引き程度のことで「上等やんけ」って。


何かもうすべてのことがどうでもよくなりました。



もうね、折角防犯ビデオなんてものがあるんだから、万引き画像をプリントアウトして店内に掲示するなり、近隣の中学校とか自治会とかに配りまくったりすりゃいいのに、とか思うのですが、ご近所付き合いとかもあるのでなかなかそこまではやれない模様。



あ~あ、今度来た時に現行犯で捕まえれないかなぁ。


で、「警察行こうか?」ってこっちがたずねたら「上等やんけ」って言ってくれないかなぁ。




これ幸いと警察につきだしてやるんだけどな~。