ヨガを始めたころの思い
ヨガを始めたころ、私はただ自分のために練習していました。身体を整え、呼吸を整え、静かな時間の中で自分を取り戻したいと思っていました。
── でも、実はその頃、まだマットすら持っていなかったんです。
「どうせ働くなら、好きなことを仕事にしよう」そう思って、ヨガを教えることを仕事に選びました。教えながら練習し、練習しながら教える日々がスタートしました。
最初の頃は「教えること=自分の練習」だった
当初は、教えている時も自分の練習の感覚がありました。生徒さんの動きを見ながら、自分の身体も動かしていたし、伝えながら自分も学び続けている感覚がありました。
でも──気づくと、そのバランスが少しずつ崩れてきたんです。
教えることが「義務」になったとき
いつの間にか、教えることに意識が向かいすぎて、自分の練習が薄れていったんです。生徒さんに教えることが最優先になり、自分の練習が「義務」になっていきました。
レッスンの準備や構成を考えることに追われて、だんだん自分の呼吸や内面に意識を向ける余裕がなくなってしまいました。
気づきと変化
最近、「これは違うな」と思うようになりました。教えることと、自分の練習はやっぱり違う。どちらも大切だけど、自分の練習を大事にしないと、教える時の言葉や身体の動きにも深みがなくなってしまう。
そこで、私は自分の練習と、教えるための練習をきちんと分けることに決めました。おかげで、今ではレッスンも1日1クラスに減らし、やっと自分の練習に向き合う時間を作ることができました。
すると、あの頃感じていた「ヨガって楽しい!」という感覚が、少しずつ戻ってきたんです。
新しい試み:年間カリキュラムを導入
もう一つ試み始めたのが、年間カリキュラムの導入です。1年の流れを設計することで、その場しのぎの準備に追われることがなくなり、その分、自分の練習に向き合う余裕ができました。
日誌をつけるようになり、練習の内容や生まれた感覚を記録することで、客観的に自分を見つめ直しています。そうしているうちに、少しずつ自分の中に変化が芽生えています。
結びの言葉
ヨガを始めたとき、特に理由は考えていませんでした。ただ、「気持ちがいいから」「静かな時間が心地いいから」──それだけだったんです。
でも、今思うと、それが一番大切なことだったのかもしれません。
ヨガを通じて、改めて自分を大切にすることの大切さに気づいています。これからも、そんな感覚を大事にしていきたいと思います。
