初めてヨガをした時、寝る前にベッドの上でジャーヌ・シールシアサナという前屈のポーズを一つだけした。
1日一つずつ覚えていこうと思ったのだ。
その効果で頭の中がぐるぐる働きだし一睡もできなかった。
30年も前の話なのだが今でもはっきりと覚えている。

 

次の晩からは眠れるようになった。
だが、そのインパクトはとても大きかった。
毎日のように練習をするようになってから最後のシャバアサナがとても心地よかった。白昼夢を見ているような意識状態は身体に残っているストレスが解消されていくようだった。

 

その後時間ができたのでヨガ教室に通うようになると、レッスンの最後には決まってヨガニドラがあった。
今風に言うとマインドフルネスのボディスキャンというものだ。
今思うと、この身体を感じる練習が全ての基礎になっているようだ。

 

呼吸を感じ、身体を感じる。
そして感情を感じ、それを生み出している思考を感じる。
その中にアサナがあり動きがある。
それが瞑想になっていく。

 

オンラインでヨガをするようになりヨガニドラの重要性に気が付くことができた。
目の前で展開される全ての事は自分へのメッセージのようである。