猫に捕まったのなら、もうダメだと諦めた私は、ほっとけ!と中ば寝ぼけたまま息子に言い放った。
息子が部屋に戻ると同時にツバメの鳴き声が聞こえてきた。
ずっと立ち上がって子供の部屋に行くとツバメのヒナを手のひらの中に抱くようにして立っていた。
子供の手からヒナを受け取ると、元気に鳴いていた。まだ大丈夫だと判断した私は家の外に出て、巣をみてみた。巣にはヒナが3羽、親鳥が1羽いるはずだった。そこに残っていたのはヒナが2羽しか残っていなかった。ヒナをそっと元いた場所にもどし布団の中に戻った。
空が明けてくると親鳥達の鳴き声も聞こえてきた。これで一安心と思い、もう一眠りすることにした。
朝家族も起き出した頃、私も起きツバメを見に出た。
ヒナがいなくなっていた。
猫に襲われたのだろうか?
巣から出て寝ていたので落ちたのだろうか?
自然界は厳しい
仕事に行く時空を見上げると、何羽ものツバメ達が庭の上を円を描くようにずっと飛んでいた。
