トーマス・アンダーソンは、大手ソフトウェア会社のメタ・コーテックスに勤めるプログラマーである。しかし、トーマスにはあらゆるコンピュータ犯罪を起こす天才ハッカーネオという、もう1つの顔があった。平凡な日々を送っていたトーマスは、ここ最近、起きているのに夢を見ているような感覚に悩まされ「今生きているこの世界は、もしかしたら夢なのではないか」という、漠然とした違和感を抱いていたが、それを裏付ける確証も得られず毎日を過ごしていた。

ある日、トーマスは「起きろ、ネオ(Wake up, Neo.)」「マトリックスが見ている(The Matrix has you.)」「白ウサギについて行け(Follow the white rabbit.)」という謎のメールを受け取る。ほどなくしてトリニティと名乗る謎の女性と出会ったトーマスは、トリニティの仲間のモーフィアスを紹介され「あなたが生きているこの世界は、コンピュータによって作られた仮想現実だ」と告げられ、このまま仮想現実で生きるか、現実の世界で目覚めるかの選択を迫られる。日常の違和感に悩まされていたトーマスは現実の世界で目覚めることを選択する。次の瞬間、トーマスは自分が培養槽のようなカプセルの中に閉じ込められ、身動きもできない状態であることに気づく。トリニティたちの言ったことは真実で、現実の世界はコンピュータの反乱によって人間社会が崩壊し、人間の大部分はコンピュータの動力源として培養されていた。覚醒してしまったトーマスは不良品として廃棄されるが、待ち構えていたトリニティとモーフィアスに救われる。

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トーマスは、モーフィアスが船長を務める工作船「ネブカドネザル号」の仲間として迎えられ、ハッカーとして使っていた名前「ネオ」を名乗ることになった。モーフィアスはネオこそがコンピュータの支配を打ち破る救世主であると信じており、仮想空間での身体の使い方や、拳法などの戦闘技術を習得させた。人類の抵抗軍の一員となったネオは、仮想空間と現実を行き来しながら、人類をコンピュータの支配から解放する戦いに身を投じていく。

 


映画『マトリックス』のストーリー解説。

1999年に1作目が公開されもう20年以上経ちますが、いまだに好きな映画が『マトリックス』です。

続編の『マトリックス4』の制作が決定し、今年の2月に撮影開始されました。ですが、やはりコロナウイルスの影響で撮影中止になっているようで、予定通り2021年5月21日に公開されるかはわかりませんね...。

この映画は最初親戚の家で見せてもらって知りました。当時は幼かったのでワケもわからず、ただ「黒い衣装にサングラスに銃!カッコイイ!」という印象でしたが、大人になって再度見てみるとストーリーの奥深さにびっくり。

マトリックスといえば当時革新的であったバレットタイムや独特の弾避けポーズ、銃撃アクションに目が行きがちですが、実はストーリーがめちゃくちゃ面白いのです。

その肝心のストーリーが「意味不明!ワケわからん!」という人向けに、大筋だけわかるよう解説を書きました。

マトリックスなんて今さら感あるかもですが、自粛期間の暇つぶしにでもなれば幸いです!昔見たことある人も、これを読んでもう一度映画を見ると更に面白いかも。

(注)古い映画ですがネタバレたくさんあるので注意

目次
◆そもそも「マトリックス」とは?
◆水槽の中の脳
◆なぜ電脳世界(マトリックス)で生かされているのか?
◆誰がマトリックスを作ったのか?
◆預言者オラクルによる不確定要素
◆目覚めた人間たちの目的は?
◆ザイオンは機械にとっての絶好の狩場
◆救世主っていったい何?救世主システムとは?
◆なぜ機械は救世主を吸収しようとしているのか?
◆人類が滅亡すると機械も全滅?

◆そもそも「マトリックス」とは?

マトリックス(matrix)とは「子宮」を意味するラテン語が語源で、転じて「何かを生み出すもの」を意味する言葉となっています。

本来は「子宮」を意味するラテン語(< Mater母+ix)に由来するMatrixの音写で(英語では「メイトリクス」)、そこから何かを生み出すものを意味する。この「生み出す機能」に着目して命名されることが多い。また、子宮状の形状・状態に着目して命名される場合もある。[Wikipediaより]
また、行列式のことを指したりもします。イメージしやすいものだと、エクセルの行と列のこともマトリックスと呼べますね。コンピュータプログラムの基礎となる要素でもあります。

それらを踏まえてSFの世界では「プログラム上で生み出された仮想世界」、つまり「ヴァーチャルリアリティ」のことをマトリックスと呼びます。

ウィリアム・ギブスンという小説家が自身のSF小説「ニューロマンサー」でこの言葉を使ったのが始まりらしいです。(すみません読んでません)

コンピューター・ネットワーク上のサイバースペース(電脳空間)に築かれた「仮想現実空間」、人類の全コンピューター・システムから引き出されたデータの「視覚的再現」、「共感覚幻想」のことを「マトリックス」と呼んでいる。(出展:マトリックス - Wikipedia)


◆水槽の中の脳
電脳バーチャルリアリティの考え方については、哲学における有名な仮説の一つである「水槽の中の脳」がベースになっています。

水槽の中の脳とは「この現実世界は脳が電気信号として感じているだけの幻覚ではないのか?」という仮説です。脳は神経細胞を通る電気信号で意識/感情/思考を働かせているので、電極を繋いで微弱な電流操作をすることで「仮想現実」を脳に体験させ、それを僕たちが認識しているだけではないのかというものです。(参考:水槽の脳 - Wikipedia)
まさに、映画『マトリックス』の舞台そのものです。マトリックスの世界の住人は後頭部に挿されたプラグから電気信号を流され、知らず知らず仮想現実の中で生かされ続けています。大半の人間は目覚めることなく仮想現実の中で一生を終えます。

一方、それに気がついて真実を知り目を覚ました人間が主人公勢であるネオやモーフィアス、トリニティ達ですね。

◆なぜ電脳世界(マトリックス)で生かされているのか?これに関しては人間と機械の過去のやり取りがきっかけとなっています。わかりやすいように時系列順に箇条書きで説明します。

【電脳世界までの経緯】
地球上でIT/ロボット/人工知能などが著しく発展する
技術的特異点を超え、ロボットは自我(のようなもの)を持つようになる
ロボットと人間との間に戦争が起こる(ターミネーターと同じですね)
戦争が続き人類は劣勢になりロボットが世界の大半を占める
人間は最終手段として核爆弾を放つ
計らずもその黒煙で空が覆い隠され暗黒の世界に
ロボットは太陽光エネルギーで動いていたので深刻な燃料不足に陥る
燃料調達に困ったロボットは人間の生体エネルギーを自らのエネルギーとする技術を開発(身体からの熱?脳内の電気?詳細不明)
しかし意識のない人間はエネルギー量が少ない、またはすぐに命が尽きてしまうという問題が発生
人間の脳にプラグを繋ぎ仮想現実プログラムを体験させて「生きている」と錯覚させることで安定した〘人間栽培〙を実現
生まれた頃からプラグに挿されている人間は、仮想現実を現実だと認識して一生を過ごす(⇨この仮想現実がマトリックスの世界)
...といった経緯で、人間は発電プラントのようなところへ収容され、プラグに繋がれたまま仮想現実の中で一生を過ごしているわけです。

◆誰がマトリックスを作ったのか?
マトリックスの創設者は2作目リローデッドで出てきたこのお爺さんです。


この「アーキテクト」と呼ばれる人物が、ロボットのエネルギー不足を解決するためにマトリックスを創造しました。(プログラム上の存在なので人物と言えるかはわかりませんが...)

彼は、実は以前にも別のマトリックス世界を何度も作っていました。もともと彼が作っていたその世界は機械ならではの合理性に基づいた「完璧な世界」でした。完璧というものがどのようなものか想像はつきませんが、そうであったのです。

しかし、その世界ではなぜか人間の脳は拒絶反応を起こしました。以前と変わらず、プラントの人間たちがすぐ死んでしまう。完璧な世界なのになぜ?これではわざわざマトリックス世界を作った意味がありません。


◆預言者オラクルによる不確定要素
さぁ困ったどうする!と、ここで登場するのがこの人です。

「オラクル」、またの名を預言者です。実は彼女も人間ではなくプログラムです。彼女は「選択」を司るプログラムで、人間の持つ直感や曖昧さを追求するために作られました。

彼女の働きで、マトリックス世界に「人間の意志による選択」という曖昧で不確定な要素が加えられました。人の心を模倣したことで、マトリックスは安定し始めたのです。

しかし、不確定要素と言うのはプログラムにとってはエラーやバグと同じようなもの。そんな「異常」が積み重なることで、違和感に気づいたごく一部の人たちは現実世界に目覚めます。

そして主人公であるネオは、モーフィアスの差し出した「赤の薬と青の薬」から赤の薬を自らの意思で選択して現実世界に目を覚まします。(赤色は異常エラーの警告色の比喩かもしれないですね。)


ここに2つの薬がある。赤い薬は真実を知る薬だ。青い薬を飲むとすべてを忘れ、もとの世界に戻る。さぁネオ、どっちを選ぶのかね。 赤い薬か、青い薬か...。(モーフィアス)


◆目覚めた人間たちの目的は?
目覚めた人たちはまず脳に戦闘の技術や武器の知識などをインプットします。ネオとモーフィアスがカンフーで戦うシーンはその技術のテストプレイです。仮想現実なので脳にインストールさえしてしまえば使える、という理屈です。

そうして戦う力を身に着けた後、再度マトリックス世界に侵入します。すなわち、言い換えれば、彼らはコンピュータウィルスのようなものです。その目的は、マトリックス世界を通じてマトリックスのメインシステムを破壊し、全人類を解放すること。

現実世界に目覚めた人間たちはその目的のために結集し「ザイオン」と呼ばれる人類の城を築いて、機械たちから隠れて生きています。

◆ザイオンは機械にとっての絶好の狩場
このザイオン、あたかも人間たちが自ら作った反撃の城のように見えますが、実はそれを作るように知らず知らずのうちに機械たちにそう仕向けられていただけでした。

機械にとってのザイオンの存在意義は「バグの管理」です。目覚めた人間は皆、反撃のために一致団結してこのザイオンに集まります。つまり異常分子たちが一箇所に集まるということ。
一箇所に集まってくれると機械たちにとっては好都合ですね。そこを叩けば済んでしまうのですから。(イメージとしては追い込み漁と似たような感じ)

結果、3作目レボリューションズではザイオンを全滅させるべく大量のセンチネルがザイオンへと攻撃を仕掛けています。


◆救世主っていったい何?救世主システムとは?機械にとってのザイオンのもうひとつの存在意義として「救世主システム」というものがあります。

作中での主人公であるネオは「救世主」と呼ばれています。

(ちなみにNEOを並び替えるとONEになり、THE ONEとは英語で救世主イエスキリストのことを指します。トリニティ(Trinity)は三位一体という意味だったり、マトリックスはキリスト教の要素がたくさん入ってます)


目覚めた人間によるマトリックス世界への侵攻は、機械にとってはウイルス攻撃のようなものであり、ネオの存在はその中でも特別なものでした。

だいぶ、端折りますが、ネオはなんやかんやでいろいろ乗り越えて驚異的な力をつけ覚醒し、最終的にマトリックス創造主であるアーキテクトとご対面します。(実はこれも機械軍による計算で、救世主候補が現れるとアーキテクトのところへ最終的に辿り着くようになっているみたいです。こわい。)

アーキテクトとの会話で、救世主ネオは2つの選択を迫られます。

【選択肢①:右の扉】
救世主ネオが機械に吸収されることを受け入れれば、マトリックス世界で生きている人類の安全は守られる。つまり発電所で繋がれている大勢の命は助かる。ただし現ザイオンはもう助からないが、マトリックスから新たに男女23名を選んで新ザイオンを再建する機会を与えよう。
【選択肢②:左の扉】
救世主ネオが機械に吸収されることを拒否すれば、やがてシステムはクラッシュし、マトリックス世界で生きている人間たちはみな命を失う。ザイオンもこのまま助からず再建の機会も失う。つまり全人類が滅亡する。
この選択肢①による「ザイオン建設→救世主の吸収→ザイオン破壊→ザイオン再建...」という無限ループが救世主システムです。

ループする度に新しい救世主が現れ、アーキテクトのもとにたどり着き吸収されるといった仕組みです。


◆なぜ機械は救世主を吸収しようとしているのか?
機械はより安定的に人間の脳を制御し、マトリックス世界を安定的に保つために「人間の心」のデータを集めようとしています。

機械にとって人間の心とは「曖昧さ・不確定性」であり、バグのようなもの。救世主はそのバグのなかでも特別な存在とされており、最も強力なデータを持っています。

その救世主を取り込んでデータ解析することでマトリックスシステムをアップデート、つまりリロードさせようとしているのです。(2作目サブタイトルのReloadedですね)

ちなみに、ネオの前にも過去5人の救世主がいました。彼らは吸収されることを選び、マトリックス世界は5回アップデートされています。つまり作中のマトリックスは少なくとも『Matrix Ver.6』ということになります。


◆人類が滅亡すると機械も全滅?
救世主が吸収されることを拒否すれば全人類が全滅します。しかし「そんなことになると機械のエネルギー源が無くなってしまい機械も全滅するのではないか?」と、ネオはアーキテクトとの会話で質問しています。

そこでアーキテクトはこんな返答をしました。

「それは我々が受け入れる生き方のレベルによる。」

つまり、効率は悪いがある程度のエネルギー量が生産できる別の発電方法があるので、機械は滅びはしないということです。なんかもう手のひらの上で転がされてる感じですね。



◆ネオの取った選択は
提示された2つの選択、右の扉か左の扉か。これまでの5人の救世主は右の扉を選び、機械に吸収され人類を救ってきました。

しかし、ネオの選択は違いました。左の扉を選び、吸収されることを拒否。つまり人類滅亡へのカウントダウンが始まります。

なぜネオは人類滅亡を選んだのか?これまでの救世主との違いは何か?それは「トリニティの存在」でした。

実はこの対話の最中、ネオがアーキテクトにと確実に対面できるよう、トリニティはマトリックス世界でエージェント達と戦っていました。しかし状況は劣勢。ネオはアーキテクトとの会話でそれを知らされ、左の扉からマトリックスへ入ってトリニティを助けに向かいます。

ネオが間に合うギリギリのところでトリニティは撃たれてしまいましたが、覚醒したネオによって銃弾を取り除かれ一命をとりとめます。


◆機械の神『デウス・エクス・マキナ』との直接交渉!
さて、トリニティは助かりましたが、このままでは全人類が滅亡します。ヤバいぞ!どうする!そこでネオは「機械の神へ直接交渉しにいく」と言い出しました。

道中でトリニティを失いますが、ネオは機械の神「デウス・エクス・マキナ」とご対面し交渉を持ちかけます。


ネオ「吸収されてマトリックスはアップデートしてやる。でもザイオンへの攻撃を今すぐやめてくれ。」

ネオの言い分はつまり、マトリックスもザイオンもどちらも助けてくれ。果たしてそんな交渉が受け入れられるのか?


◆暴走プログラム『エージェント・スミス』
実は今回のVer.6では、いままでのバージョンとは大きく違った要素がひとつありました。「エージェント・スミス」の存在です。彼は1作目のラストでネオと一瞬だけ融合することにより覚醒しています。
勝手にコピペして増殖したりマトリックスを飛び出して現実世界に干渉できたり、やりたい放題です。完全に暴走モードで、機械でも対処しきれない状態に。

ネオはそのことをダシに「エージェント・スミスを俺が消してやる」という交換条件を提示し、機械側はその交渉を受け入れました。ネオがエージェント・スミスさえ倒せば、マトリックスとザイオンは救われるというわけです。

そして雨の中での死闘の末、ネオはスミスに勝利します。(このシーンでのネオ吸収→スミス爆散については解釈が色々あるので割愛します。実はネオは負けていた等)

デウス・エクス・マキナは約束を守りザイオンの人々は救われ、ネオは機械に吸収され、マトリックスも予定通りアップデートされました。機械も人類も命を救われたのです。


◆愛についての物語
そうして3部作の物語は終わりに向かうわけですが、ネオの選択を決定づけた最大の要因は〘トリニティ〙の救助、つまり『愛』でした。愛についてアーキテクトはネオとの会話でこんなことを言っています。

君の前に居た5人の救世主たちは、「種の存続」に対する気持ちから救世主の役割を受け入れた。一方、君の場合はもっと個人的な要因がある。例えば愛のような。(意訳)
ここで思い出してください。前述した預言者オラクルですが、その役割は「選択」を作り出すことにより人間の曖昧さ(=心)を追求するというもの。そしてネオは人類か愛かの選択を迫られています。

そう、実はこの選択肢はオラクルによって仕組まれていたものでした。Matrix Ver.6でのオラクルの採用テーマは「愛」だったのです。

彼女は人間の心の最も重要な部分である愛というものを追求することで、人間と機械の共存ができないかを図ったのです。アップデートを繰り返し人間の心のデータが増えるにつれ、オラクルは愛というものの存在に惹かれていったのかもしれません。

その結果、愛を選択したネオによって人類も機械も失われずに済む結果となりました。これについてアーキテクトはラストシーンでオラクルに対して「危険なゲームだったぞ」と言っています。


◆新たに存在意義を与えられるプログラム達
最後に少女サティが出てきて物語は幕を閉じます。


実は彼女もプログラムです。しかし本来であれば目的を持たずに生まれてきたプログラムでした。目的を持たないor失ったプログラムはエグザイル(=漂流者)と呼ばれデリートされるのが今までのマトリックス。

そのデリートから回避するために、レボリューションズの冒頭では両親(?)に連れられメロビンジアンというプログラムの元へ向かおうとしていますね。


しかし、このラストシーンでアーキテクトやオラクルと共にサティが再登場し、マトリックス世界に朝日をもたらしています。意味不明だと思う方も多かったのではないでしょうか。

これはつまり役割を持っていなかったプログラムであるサティに「太陽を制御する」という役割が与えらたことを意味しています。愛の力で生まれた、機械にとっては到底意味のない存在に対し、機械の神が新たに役割を与えたということです。

これはマトリックスにおいて大きな変化であり、まさに革命(Revolution)です。機械自身が愛の存在を理解しはじめたということになります。これにより、人類と機械の共存への道が開けました。

これにてマトリックス3部作は幕を閉じます。



◆続編マトリックス4への期待
しかし気になるのは、人類が救われたといっても「機械による人間栽培」が終わったわけではありません。アーキテクトは最後に「マトリックスを出たい人は解放されるだろう」とは言っていますが。

今まで通りの仮想現実で何も知らずに人生を送るのか、真実を知り暗く危険な現実世界ザイオンで抗うのか、どちらが幸せなんでしょうか。仮想現実に生きる全人類はどんな選択肢を提示されるのか?

また、Ver.6のアップデートは完了しましたが次のVer.7が来るのも時間の問題ではないか?そのとき新たな救世主に託される選択は?

ザイオンの人間達による機械への反乱の意志は消えていないはず、機械と人間の戦争はまだ続く?

エグザイルにも役割が付与されることでマトリックス世界はどう変わる?権限が分散され、機械の間でも内乱が起こる?

続編であるマトリックス4の製作が決まっているとのことなので、次回作はそのあたりについて深堀りされていることを期待します。楽しみです!