寒さが和らぎ、新しい命が芽吹くとき。
冬の間、静かに内省の時を過ごしてきた
私たちも、陽だまりのぬくもりの心地良さに
そろそろ心と体を目覚めさせ
春の訪れを喜びたいものですよね。
そんな季節の変わり目におすすめしたい
ヨガの教えをご紹介します。
●アヒンサ Ahimsa：非暴力
ヨガの最も大切な教えの一つ。
自分自身や他者に対して、言葉や暴力で
傷つけるような行為をしないことを意味します。
冬の間、寒さに縮こまっていた心と体は、
まだ春への準備ができていないかも。
無理に体を動かそうとしたり
自分を責めたりするのは「アヒンサ」に反します。
春の訪れを待つように、自分の心と体の声に
耳を傾け、ゆっくりと目覚めさせてあげましょう。
●サウチャ Saucha：清浄
春の訪れとともに、自然界は清らかな空気と
新鮮な香りで満たされます。
私たちも心と体を清らかに保つことで
春のエネルギーを受け入れる準備を
整えることができます。
瞑想や深い呼吸、体を動かすことで
心身が浄化され、新しいエネルギーが
湧き上がりやすくなります。
●サントーシャ Santosha：知足
春は新しい始まりの季節ですが、同時に既存の
状況や、自分自身に対する満足も大切です。
新しい物や活動に目が向きやすいこの季節こそ
いまある自分の豊かさや幸せに感謝し
心満たされた状態を作ることが大切です。
●タパス Tapas：熱意
春は新たな目標や夢を追求する絶好の時期。
ヨガの練習を通じて、自分の目標に向かって
熱意を持ち、努力を惜しまず取り組みましょう。
練習の中での挑戦や克服が、私たちの
内なる炎を燃やし、成長と変容をもたらします。
●イーシュヴァラプラニダーナ
Isvara Pranidhana：神への信頼
イシュヴァラは「神」を、プラニダーナは
「祈念や信仰」を表す言葉です。
春の訪れは、新しい希望や可能性をもたらす
一方で、不確かな時期でもあります。
そんなときこそ、自分の力だけでなく
神や宇宙のような大いなる力に身を任せ
心に平穏と安らぎをもたらします。
希望や夢と共に未来に向かい歩み始めるために
自分にとっての「神」を見つけてみましょう。
どんな時もお天道様が見ている
そんな感覚に近いかもしれません。
それは、自然の美しさ、家族や友人との愛、
自分の内側にいる神かもしれません。
目に見えないけれど存在している神様が
温かく見守ってくれていると思ったら
心強くもありますよね。
この春、ご紹介したヨガの教えを実践し
心と体の調和を取り戻しましょう。
自然界が新しい命で満たされるように、
私たちも新たな可能性と希望で
満たされた日々を送ることができます。
ヨガの練習を通じて、自分自身に対する
優しさと受容の心を育て
愛と優しさに満ちた季節の訪れを
心から楽しまれることを願っています 
ベーシックヨガ
火曜日クラス
3月 5日 9:40-11:10
3月12日 9:15-10:45
3月19日 9:40-11:10
3月26日 9:45-10:15
※全てオンライン参加可
パーソナルヨガ
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