旅のスタート点出雲大社に戻る。
この旅でメンバーと無事最終日を過ごせたことに感謝しつつ
最後の祈り。

後から気付いたことだが
出雲大社には他の神社と違う作法があるらしい。
二礼二拍手一礼
これが普段の作法だが、出雲大社だけは独特な作法で
二礼四拍手一礼
知らなかったとは言え失礼しました。正式な作法で参拝。
もちろん指の節をずらして行い、「不幸せにならない」作法で
パン、パン、パン、パン

今回改めて感じたのは
日本の信仰の始まり、歴史の原点から観たら自然信仰であり
自然の中に共存し、パワーを頂きながら国を守っていたこと、
その神を祭る社の原点は、岩であったこと。
岩の社が、建造物に変わり、煌びやかな装飾が付き、
大きさを誇るようになったのではないかということ。
その背景が政治の力(祀り事)に強い影響を受け
変化していったのではないかなと思う。
しかしこころが動かされてのは、このような大きさや
煌びやかさでなく、自然に一体化している姿だった。
真のパワーは、存在そのものであること
決して誇示するものでないことを
再確認した旅でもあり、十分に実感した旅でもありました。
そんな意味でも
《どうしても行こう》 という思いに従ってよかった!!
自然のパワーの大きさに生かされ、寄り添った人々。
ごく当たり前に日常に神が感じられていたのではないのか?
今は神話の世界になってはいるけれども
感じようとすれば今この瞬間にも
守られている感覚は確かにある。
時には厳しく、またときには優しく。
特別な偶像でなく、一人ひとりの中に神を観て感動する・・・。
あの優しさ・・・思いやり・・・助け合う姿・・・確かに存在している。
日常の関わり合いを通して教えて貰っているのだから。
誰に対しても同じように与えられている。
受けとるか拒絶するか自分しだい・・・でも逃げないでいよう、
あなたも逃げないで欲しい。その存在が大切なのだから。
Satsuki