来週頭に開催されるお料理教室の調べ物で、本棚ごそごそ。
久しぶりに開いたのは、イタリア料理に興味を持つきっかけとなった落合務シェフの本。
発刊は22年前でした〜
バブル時代を少し過ぎたくらいの時期に、たまたま出張で東京へ。
きらめく銀座の、とあるイタリアンのお店でゴルゴンゾーラのペンネとティラミスを初めて口にしました。
なんか私はあまのじゃくで、
当時流行っているものには『ふぅ〜ん。。』と興味を示さないタイプ。
この少し前からイタリアンがすっごく流行していて、ティラミスも毎日のようにメディアで取り上げられていました。
でも食べなかった。笑
『どうせマスコミが煽っているだけでしょ〜』と。
で、
この東京出張で食事会をする機会があり、
『イタリアンでいいですか??(いや、イタリアンにしました、的な)』
と言われ、選択肢のない中でお店へ行き
食べた時の美味しかったこと!!!!(爆笑)
ゴルゴンゾーラのペンネとティラミス。
これが私の中で最強でした。
感動のあまり『すごい、すごい、美味しいです!!!』
を連呼していたら
『え?!misakoさん、初めてなんですか??』
と驚かれました。。。
(それくらい、当時は流行っていたものです)
そして前出の落合務シェフの本を読んで作ってみたり、
実際に彼のお店へ伺ってみたり。
イタリア料理人気にさらに火をつけたこの二人!
若いですね〜イケメン2人♡
(この本は21年前の出版でした)
当時はこのサイズの本がすごく流行っていて、
パトリスジュリアンさんや
ケンタロウさんの本など、懐かしいものがいっぱい♡
料理本を眺めているのは本当に楽しい。
料理本への愛はこちらのブログで♡
その時々の気分で興味を持つジャンルが変わりますが
今は発酵ものに興味深々です。
発酵ものといえば、チーズに
ワインですが
今の好奇心は・・・
発酵ものの代表、ぬか漬け。
夏野菜の美味しいことといったら!
自家製の塩麹も仕込んでみました!
その塩麹を生のケールに揉み込むとしっとりとします。
ちなみに、塩麹も、ちょっと前のブームの時には手を出しませんでした。笑
美味しそうなビーツが手に入ったので塩麹漬け。
はまる美味しさに綺麗な色が印象的で、長ネギも一緒に漬け込んでみたり♡
発酵という過程が素材の旨みをさらに引き出してくれる。
今一度この日本の発酵文化に目を向けていきたいです。
発酵文化を学んでいくうちに『醸す』という言葉がすごく気になり、調べてみました。
① 麴 こうじに水を加えて、酒や醬油などをつくる。醸造する。 「酒を-・す」
② その場に、ある雰囲気や状態を出現させる。 「物議を-・す」
③ ある物事、事態を作り出してゆく。もたらす。 「窓の下には足長蜂が巣を-・してブンブン飛んで居た/田舎教師 花袋」
(三省堂 大辞林より)
いきなりパパッと出来上がるというより、ゆっくり時間をかけて、というイメージですね。
まさしくそんな『醸す』ように作っていくのが、地元静岡の名物『しぞ〜かおでん』です。
丁寧に下ごしらえをして昆布と牛スジで出汁をとり、
丁寧に黒はんぺんなどの具材を並べ、出汁とお醤油だけで煮込んでいきます。
火も何回かに分けて入れていきます。
おでんが醸し出す雰囲気が大好きです。
家族でつつく、仲間とつつく。
そんなイメージがあるから。
幸せだな、と実感するシーンの一つです。
そういう意味ではお鍋や湯豆腐なども、温かい気持ちになりますね。
醸す。
醸し出す。
醸し出されるもの。
パパッとスピードだけを追い求めるのではなく、
じっくりと
じんわりと
時間をかけたいものもある。
自分自身の内側をさらに深く醸していく。
そんなイメージを持ちながら毎日を過ごしていきたいものです。
そんな一つのツールとして10月にマインドフルネス瞑想とゆるベジごはんのリトリート(合宿)を主催します♡
利便性だけを追い求めて、人生をショートカットすることなく
じっくりじんわりと自分自身の内側を醸す時間、一緒に過ごしませんか?
リトリートの詳細はこちらのブログから!
ブログ👉『学びたい、変化したい。その気持ちに寄り添って生きる。』
マインドフルネス瞑想の学びをリードするのは、エミ。
世界を旅しながらヨガ通訳者として、マインドフルネス瞑想指導者として活動しています。
エミのブログはこちら。
そして私はゆるベジごはんで皆さんをサポート!
自分に時間をかけ
自分を深く醸す
贅沢な時間。
急ぎがちな今の時代だからこそ、じっくり取り組んでみませんか?
Bon appétit:)
misako