【ヨガと瞑想② ヨガスートラと八支則】
皆様こんにちは!
インストラクターのヤスです
先日は「ヨガスートラでのヨガの目的」についてお話しました
※前回の記事はコチラ※
https://ameblo.jp/yoga-meditation-academy/entry-12525663168.html?frm=theme
伝統的にはヨガは「坐って瞑想をする」ことが重要視されていました。
これは「ラージャヨガ」(王様のヨガ)と言われており、長時間座って瞑想をするが重要でした。
そして『ヨガスートラ』によれば、その目的とは、
「心の作用を止滅する」ことでした。
「心の作用を止滅せよ」とは、以前の記事の内容と重ねると「マインドワンダリング」を止めることです。
「マインドワンダリング」とは、私たち人間の脳が進化の過程で身に着けた「シミュレーション機能の暴走」によって嫌な過去を材料に嫌な未来を想像してしまう事です。
(※詳しくはコチラの記事から
https://ameblo.jp/yoga-meditation-academy/entry-12504288847.html)
人間は生まれてから成長する過程・育った環境によって得た経験で自身の「信念」「固定概念」を生成します。
この「固定概念」によって、過去にあった嫌なシチュエーションと似た場面に遭遇したり、想像するときに、嫌な未来を勝手に想像してストレスを抱えてしまうのです。
この働きをヨガスートラの中では「心の作用」としていて、それを止めることをヨガの目的に掲げたのです。
『ヨガスートラ』では、上記の目的を達成するために、ただ瞑想するだけではなく、
「八支則」という八つのステップ(段階)を踏むことが示されています。
「八支則」はそれぞれ
ヤマ…禁戒(日常生活でやってはいけないこと)
ニヤマ…歓戒(日常生活で実践すべきこと)
ア―サナ…坐法
プラーナヤーマ…呼吸法・調気法
プラティヤハーラ…感覚の制御
ダーラナ…精神の集中
ディアーナ…瞑想
サマディ…三昧
「サマディ」が「心の作用を止めた」状態であり、「ヤマ」「ニヤマ」といった日常生活での実践から「ア―サナ」~「ディアーナ」といった集中する作業の段階を深めていって目的を達成するといった実践法が「八支則」です。
しかし、実践方法といっても宗教観や時代が違う現代において全てを実践することや、そのまま解釈をしてしまうと苦しい日々を送ることにもなります…
では、「八支則とはそれぞれどのように考えて実践すればよいのか?」
これについて、次回以降順番にお話していきます!
次回もお楽しみに!!