ヨガとお肉① 《人間の脳は肉食によって大きくなった》 | ヨガ メディテーション アカデミー 札幌 公式 ブログ

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こんにちは身体の先生かおるです!

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は『ヨガとお肉』について🍖

 

 

 

ヨガをしていると、またはヨガをしている人って『お肉を食べない』イメージありませんか??

 

宗教的な理由で信仰に基づいて《選択》されている方はもちろんそのままで^^

 

ただ、漠然とした《お肉って身体に悪い》というイメージについて

今日は科学的に切り込んでいきたいと思います!


 

まずそもそも、人類は肉食で進化してきました。

 

どういう意味かというと、

『人間の脳は肉食によって大きくなった』ということです

 

人類はオランウータンやゴリラやチンパンジーと共通の祖先から進化したことは皆さんご存知かと!

 

その動物進化の系統樹において、

 

 ⇓ 約1300万年前にオランウータン

 ⇓ 約650万年前にゴリラ

 ⇓ 約490万年前にチンパンジー

 

が人類から分岐したと考えられています。

 

人類の特徴は他の動物と比べて知能が高いことですが、知能の発達には《脳が大きくなること》が必須です。

 

 チンパンジーの脳容積は400cc程度

 現代人の成人男性の脳容積の平均は約1350cc

 

つまりチンパンジーと同程度の脳容積しかなかった初期人類から、

 

現代の高度の知能をもった現生人類に進化する過程で脳容積は《3倍以上》に!!!


 

チンパンジーの脳容積は500万年前と同じ

 

でも人類の脳容積が3倍も増えた


 

その理由は、

 

『人類が動物性食糧を多く摂取するようになったから』

 

ここからやや小難しい話へ、苦手な方は飛ばしてください。

 

脳組織の50から60%は脂質から構成されていますが、

このうち約3分の1はアラキドン酸やドコサヘキサエン酸のような多価不飽和脂肪酸です。

 

アラキドン酸は必須脂肪酸で人間は《体内で合成できません》。

 

ドコサヘキサン酸は同じω3系不飽和脂肪酸のα-リノレン酸から体内で変換されますがその効率は極めて悪いので、最近ではドコサヘキサエン酸も必須脂肪酸に分類されています。

 

つまり、脳の成長に必要なアラキドン酸とドコサヘキサエン酸は《食事から摂取しなければなりません》が、

この2つの脂肪酸は《植物性食物には少ししか含まれていません》。

 

アラキドン酸は《肉》、ドコサヘキサエン酸は《魚》の脂に多く含まれています。


 

オランウータンやゴリラやチンパンジーは今でも熱帯の密林に生息し、

いずれも植物性食物の多い食事をしています。

 

基本的には雑食で、昆虫や鳥類の卵や小型哺乳類など動物性食物も食べますが、

主体は果実や植物の葉や芽や根など糖質の多い食事です。

 

氷河期の氷期の間も、アフリカやアジアの暖かい地域にわずかに残っていた森林で生き延びたと思われます。

 

しかし、森に残ったために人類のような進化をとげられなかったと考えられています。

 

人類も森林に住んでいたころは植物性の食糧、つまり糖質の多い食事でした。

 

人類が肉食になったのは、約250万年前から氷河期が始まったからです。


 

ではでは頭が煮えそうなので今日はこの辺で^^