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2012年 前半戦を振り返ります

訪問、感謝します。

年明けから、ずっと欧州

債務問題に振り回される世界のマーケット


ですが、早いもので、2012年も半分が

過ぎてしまいました。


東京株式市場を、

海外投資家、個人投資家、信託銀行
投資部門別で振り返ります。数字は、

1月~6月末までのものです。
 
今や、この3部門で、株式売買代金

シェアの9割近くを占めます。


まず、この間の日経平均株価は、

年初めが、8,560円でスタート、


 1月末 8,802円
 2月末 9,723円
 3月末 10,033円
 4月末 9,520円
 5月末 8,542円
 6月末 9,006円 となりました。


 海外投資家は、8,974億円の買い越し


 個人は、   2,469億円の売り越し


 信託銀行は、 4,902億円の売り越し 

 
 という、今年前半の動きでした。


細かく見てみますと、

海外投資家は、3月までの、買い越し

(約1兆3,000億円)で日経平均株価の


10,000円達成を演出。昨年末からの、

ECB、米FRB、日銀の欧米日中央銀行が、


連携しておこなった、金融緩和政策を

素直に評価し、積極的に日本株を買う
カタチとなりました。


しかし、ギリシャをはじめとする、欧州情勢の

先行き不安から

彼らは、5月にはいると、売り越しに転じます。

日経平均株価もそれに合わせるように月末

にはほほ、年初めの水準に戻してしまいました。


個人投資家は、1月~2月の売り越しから、

3月~5月に買い越しへ。


公的年金等の信託銀行 は、昨年11月、12月と

8,000円台前半まで下げを、買い越したのを、

年明けの3月までに10,000円台を回復する

過程で、売却してしっかりと利益を確定

しています。3者のこれまでの投資スタンスから、


2012年の後半は、、


・海外投資家は、消費税増税が決まった日本を

 評価しつつも、積極的に買いに出るかは、

 欧米市場の動向しだい
 その際に注目すべきは、米国のQE3

 (量的緩和第3弾)の実施タイミング

  

・個人投資家の買いのコストは、日経平均株価で、

 ざっくり、9,500円ほどこの水準を超えて

 こなければ苦しい展開。


・信託銀行(公的年金等)のこれまでの運用で

 判断すると、8,500円以下


 の日経平均で株を買い、それを、10,000円

 までに売るというスタンス?


 もう一度、日経平均で、10,000円をつける可能性

 はあると思いますが、それ以上を買う、投資家が


 現時点では、見当たらないため、10,000円を維持し、


 さらにそこからの上昇は、むずかしいと考えます。