外国人(海外)、個人投資家にかわる?信託銀行の買い
訪問、感謝します。
東証が発表する、6月第2週(11日~15日)
の投資部門別株式売買状況ですが、
海外投資家は、1週の2,000億円以上の
売り越しから、450億円の買い越しに
転じています。
個人投資家は、1週が158億円買い越し
2週は、久々の371億円の売り越しでした。
他の部門別では、信託銀行が6月に入り、
1週が、1,451億円の
2週が961億円のそれぞれ買い越しに
なっています。
1,000億円規模の買い越しは、昨年
12月1週以来になりました。
信託銀行は、いわゆる公的年金の
年金基金などから資産管理を受託する
金融機関です。
公的年金には、最大規模の
年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)
も含まれます。
信託銀行の過去の動きをみてみますと、
昨年は、8月~12月に1兆9791億円と
大幅な買い越し。
この間の日経平均株価
10,000円~8,200円台まで下落過程を
しっかりと買い下がっています。
そして、今年に入り日経平均株価が
上昇する(8,500円前後~10,200円)
のに合わせるように、
2月 ▲3,013億円
3月 ▲5,530億円
4月 ▲1,228億円 と売り越しして、
利益を確定させていました。
年金ですので、長期的運用が本来の姿で
しょうが、年金支給に向けて利益確保が
優先されているようです。
先物やオプションをからめて複雑な取引を
得意とする、ヘッジファンドの海外投資家。
欧州財政危機や日本国内の政治情勢を見極め
ているのか、その方向性がつかめません。
しかも、東証1部の売買代金の、1兆円割れが
続いていました。
こんな時は、
信託銀行(公的年金等)の日経平均株価
8,500円以下で買い、10,000円までの上昇を
見込む投資スタンスは、参考になると思います。
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