不安な年明け。 | 猫はミュージカルの夢を見るか

猫はミュージカルの夢を見るか

猫と劇団四季が大好きなオバサンの、猫との日々と観劇日記。
愛猫は2022.2.8にお空に還ってしまいました。
観劇日記はサボリ気味です…。
2023年春から、バラを育て始めました。

タイトルが新年にふさわしくないですねあせる



龍門松絵馬鏡餅おせち餅龍


ご訪問くださった皆様

あけましておめでとうございます


龍門松絵馬鏡餅おせち餅龍


今年もスローペースな更新になりそうですが、

よろしければお立ち寄りくださいませ。



さて、新年早々、北陸で大地震、羽田空港で旅客機と海上保安庁の航空機衝突事故と、尊い人命が失われる悲しい出来事が相次ぎました。海保の飛行機は新潟に救援物資を運ぶところだったそうで…いたましい事故です。



劇団四季でも新年早々ざわつく出来事がありました。

昨年末での退団をSNSで公表する俳優さんが続々と。

飯田洋輔さん、小林唯さん、吉田蓮さん。

お三方とも、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』など四季の主要な作品で活躍して来た俳優さんです。

飯田さんには4月からの『オペラ座』横浜公演のファントム役の期待が寄せられていました。

唯くんは昨年3月に『美女と野獣』でビースト役デビュー。ビーストは唯くんが演じて来た役とははまったく違うキャラクターで、キャスティングされた時はとても驚きました。でも、芝居のうまさを活かして素晴らしいビーストを見せてくれました。


飯田兄も驚いたけど、唯くんの退団は大きな衝撃でした。

私が唯くんを初めて認識したのは、2015年の『サウンド・オブ・ミュージック』のロルフ役でした。

イケメンで歌がうまい。そして、役に対する真摯な姿勢が感じられました。ちょっと気になる俳優さんになりました。

その後、私の大好きなファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』でタイトルロール。唯くんのガンバはとても聡明で正義感に溢れていました。そしてこの時も感じた役に真摯に向き合っている姿勢。

『キャッツ』のスキンブルシャンクスも、『アラジン』のタイトルロールも、『ロボット・イン・ザ🍨・ガーデン』のカトウも、丁寧に歌って踊って芝居をしていました。ロボ庭では、カトウ以外にもレンタカー屋のチャラいお兄ちゃんもやっていて、「ようこそマッスル〜」とはっちゃけた芝居も見せてくれました。

私が一番好きだった唯くんの役は、『パリのアメリカ人』のアンリです。

いかにもお金持ちの育ちのいいお坊ちゃんという感じの佇まい。でも、アンリの中には色々な想いがあります。

ミュージカルスターになりたいという夢、レジスタンスとして戦っていた苦悩、リズの幸せを願う気持ち。どれも熱くて純粋な想いです。

唯くんは、アンリの心の中の情熱を、丁寧な芝居で客席に伝えてくれました。アンリは他の役者さんも演じたけれど、私は唯くんのアンリが一番好きでした。

そして、アンリの経験が生きているなと思った『美女と野獣』のビースト役。

唯くんのビーストは、自分がおかしてしまった"たった一度のあやまち"に怯え、どうせ何をやってもまた失敗してしまうだろうという"諦め"が見えました。すごく繊細なビースト。

ベルと心を触れ合わせて、だんだん自信を取り戻していく姿がとても素敵でした。

唯くんにとって新境地といえる役を見事にこなして、これからますます素敵なビーストになるだろうと期待していたのですが…もう、観られないのね。

寂しいわ〜。

舞台の仕事は続けるようですが、まさか、ホ◯プロあたりに引き抜かれたんじゃないでしょうね。

四季ではないところにも才能を認められたのは素晴らしいことだと思いますが、どうか、天狗にならないで、四季にいた時のように真摯に舞台に向き合ってほしいです。

四季にいた時は好きだったけど、外に出たら大スター気取りになった若い俳優さんを何人か見ました。外に行ったら四季にいた時よりもファンと身近にふれあえるせいか、おだてられて(いいことしか言わないお客ばかりになるから)、いい気になるのでしょう。とても見苦しいです。だから、私は外に行った彼らを観たことがないし、これからも観るつもりはありません。


飯田兄は、『壁抜け男』のデュティユルが好きでした。『オペラ座』のファントムや『ジーザス』のカヤパなど、低音を重く響かせる歌声の印象があったのですが、デュティユルはとても柔らかい歌声で耳に心地よい甘さがありました。

初演の石丸幹二さんが四季を退団した時に、もう『壁抜け男』は観られないのかとガッカリしていましたが、飯田兄がいれば大丈夫アップと喜んでいました。

デュティユルをやれる人、もういませんかねえ?

『壁抜け男』は、ダンスが多いミュージカルのほうが好きな私が、珍しくハマった歌ミュージカルなのです。ぜひまた観たいです。


それにしても、唯くんも飯田兄も吉田くんもSNSを通じてご自身からの退団報告がありましたが、SNSをやっていない俳優さんは、辞める時にもひっそりと去って行くんですよね。3人の他にも、昨年末付で退団した俳優さんがいるのではと思っています。

母の一番のご贔屓くんはもう1年以上行方不明です。彼もSNSをやっていなかったので、退団したとしても私たちには知る由もありません。

宝塚歌劇団は下級生でも退団する時は「いついつのこれこれの公演で辞めますよ」と公表してくれるので、ファンとして心構えができて羨ましいです。対退団する生徒さんは大劇場の千秋楽でも東京宝塚劇場の千秋楽でもご挨拶もさせてもらえるし。去年は宝塚の舞台を配信で何回か観ましたが、配信は千秋楽が多いので、退団する生徒さんのご挨拶も何度か観ました。いつも、母と一緒に「羨ましいね」と言いながら観ていました。

4月から始まる『オペラ座』に母のご贔屓くんが出たら嬉しいビックリなんだけどなあ。吉田くんが退団して、男性アンサンブル8枠が足りなくなるだろうし(新人を育てているのかもしれませんが)。



北陸の地震は余震が続いていますね。まだ震度5強とかでかいのが来ているのが心配です。

東日本大震災の次の日には長野北部地震が起きました。今回も、どこか別の場所でも大地震が起きるのではと不安になっています。

1/1の16:10の地震は東京も揺れましたからね。震度3でしたが、長い横揺れが不気味でした。



どうか、これ以上不穏なことが起きませんように。



ウクライナや中東の問題もまだ解決していないし、呑気に平和に浸っている場合ではないですね。



無力な私にできることはほとんどなさそうですが、せめてもの気持ちで、地震の被災者さんのための募金にわずかながら寄付しました。

早く余震がおさまって、少しは安心できるといいのですが。



赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇


年末に蕾をつけていた我が家のベランダのバラ・爽。

なかなか開かなかった最後の一輪が、大晦日にやっと開き始めました。

寒さのせいか外側の花びらが少し茶色くなってしまいましたが、けなげに咲いています。


↑元旦、初日の出の光を浴びて咲く爽。

生命の力強さを感じます。



↑今朝の爽。

いい匂いもしています。


そろそろ冬剪定をしなくちゃ。