2023.5.4夜『美女と野獣』唯くんビースト、初見! | 猫はミュージカルの夢を見るか

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猫と劇団四季が大好きなオバサンの、猫との日々と観劇日記。
愛猫は2022.2.8にお空に還ってしまいました。
観劇日記はサボリ気味です…。
2023年春から、バラを育て始めました。

GW観劇祭り、絶賛実施中ビックリマーク

観劇レポもなるべく上げたいと思っていますが、観てすぐには書けない私汗

観た順番ではなく、書きたい順に書いていこうと思います。


という訳で、5/4に前日予約で観に行った、『美女と野獣』(BB)から。



24回めの舞浜BBでした。いつものように母と一緒。


キャストボード。↓



今回のお目当ては、最愛の人・グヨルさん(金久烈さん)のガストンと、大好きな五所真理子ちゃんのベル、そして3月の末にデビューした小林唯くんのビースト。

唯くんのデビュー週はチケットが見つからなくて観に行けず。そのあと2週ステイしてくれたけど、こちらもチケットと時間がなくて、観られませんでした。

またの機会を待っていましたが、案外早く戻って来てくれた音譜



ビーストの第一声「誰だそいつは?」は低く太い声で、「ほんとに唯くんの声?」と驚きました。唯くんの声は上の方向に響く声だと思っていましたが、ビーストの声は上方向への響きはなく、地に落ちる声でした。

きっとずいぶん努力して発声方法を変えたのでしょうね。でも、この声でずっとしゃべったり歌ったりはまだちょっと辛そうかなとも思ってしまいました。無理して喉を壊さないといいけど。

芝居もまだ基本をなぞっているだけなのかな。ややこじんまりと無難にまとまっているように感じました。

だけどのびしろも充分にありそうです。ビーストの孤独と寂しさはちゃんと伝わって来ました。

唯くんのビーストは、自信を失って外の世界に怯えているように見えました。魔法使いの呪いを受けるまで、"失敗する"ということを知らなかったんじゃないかな。周りが甘やかせてフォローして、本人にやってしまったことを"失敗"と感じさせなかったのかも。

それが、魔法使いの怒りに触れて、初めて「これはまずいこと」と感じ、おそらく初めて赦しを乞うたけれど、受け入れられなかった。たぶん、赦しを乞うのも初めてだったのでしょう。

傲慢で自信たっぷりだった王子の、生まれて初めての"失敗"。あまりに重い代償に、自信を失い、どうせ私なんか、と内にこもって年月を過ごして来たのでしょうね。周囲は相変わらず甘やかせてくれたから、いばることでなんとか自分を保って来たのかも。

ベルを威嚇する中にもビーストの心の底にある"怯え"が見えました。これが唯くんのビーストなんでしょうね。

舞台の上でビーストとして生きようと、真摯に役に向き合っている姿勢がとても強く感じられました。これから回数を重ねたら、唯くんのいいところがたくさん出て来て、もっと魅力的なビーストになると思います。

王子に戻った姿はとってもキラキラでした笑 「♪いつの日にか〜」と歌い出す声が爽やか過ぎて、なんだか笑ってしまいました。

コッグスワースの雲田隆弘さんとそんなに背丈が変わらないせいか、「愛しいコッグスワース!」とコッグスワースを持ち上げるのは軽々とはいかないようでしたあせる ほほえましかったけど、あそこはヒョイっと持ち上げないとね。頑張れ。



五所真理子ちゃんのベルには癒されます目がハート やっぱりあのふんわり優しい笑顔がいいのよね。そして美しく優しい歌声ラブラブ

五所ベルは最近やんちゃ娘っぷりにも磨きがかかって来て、お茶目な顔をたくさん見せてくれます。

ビーストと言い合いをする場面での「じゃあ威張っていることを認めたのね」の勝ち誇ったような意地悪な笑みと言い方が小憎たらしくてたまりません。今回はちょっと声を出して笑っていたので、ますます小憎たらしくてあせる

五所ちゃん、ビーストの「よろしくお願いします」に「いいえ結構です」と返すところで、ビーストの口マネをして返すようになりました。唯くんビーストは歯をぐっと食いしばって本当に苦しそうに「よろしくお願いします」と言ったのですが、五所ちゃんもそっくりそのまま歯を食いしばって「いいえ結構です」と返しました。ヒロインにあるまじき声の出し方あせる 笑いました。

こういう気の強いところやちょっと意地悪なところがあるのも、ベルの魅力ですよね。五所ちゃんはベルのお茶目な面もとてもうまく出していて、好きです。



グヨルさんのガストンは相変わらずチャーミングでしたラブラブ

でも、私の気のせいか、なんだか声の調子があまりよくなかったようです。オープニングからちょっと声がガサガサしていたような…。

『ガストン(リプライズ)』の最後のルフゥとの「♪ガ〜スト〜ン〜」というハモリでグヨルさんの声が聞こえませんでした。山本道くんの声しか聞こえなかったのです。

2幕の『暴徒の歌』やビーストを痛めつけるところも声がかすれ気味で、ヒヤヒヤしました。気付いたら私、両の手を握りしめながら観てましたあせる 手のひらに爪の痕が付いてたあせる

もしかしたら5日にチェンジもあるかなと思ってましたが、今週いっぱいは続投みたいですね。ホッとしたけど、あまり無理はしてほしくないなあ。開幕して半年、ガストンはほとんどグヨルさんがやっているような気がしますあせる

4月末に出た新しいプログラムには、ガストン候補に髙橋基史さんが加わっていました。髙橋さんは以前もガストンをやっていたから、復活ですね。

酒井康樹くんはキャストに入っても途中降板が多いので、今まではグヨルさんが呼び戻されてたけど、これからは髙橋さんも対応できるのね。

でも、グヨルさんも髙橋さんも他の演目で持ち役があるから、大変なのは変わらないかもねー汗


頑張れ、ガストンビックリマーク



アンサンブルさんも含めて他のキャストさんも色々気になりましたが、長くなるので今回はこのへんで。

次の舞浜行きは来週の土曜日の予定です。唯くんも五所ちゃんもグヨルさんもいるといいな。


今日はこれから、自由劇場で『オンディーヌ』観劇です。