私の4巡の遍路完結の道 | へんろ歌手の日々の歩みと音楽

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イベントの翌日は雨の鶴林寺から太龍寺の道のり。

 

この区間はいつも整備の方がきめ細やかなに手が行き届いているんだな~と実感する区間でもあります。時代とともに、手が行き届かない道も四国遍路の中には出てきていて、いつだったか連絡をもらって崩れかけていた道にロープを理事がつけてきてくれたことがありました。

 

さて、私の中でひとつの節目を迎えようとしていました。

これが結びになると感慨深い気持ちでひとり歩く。

 

私はスタートがまちまちでして、24番からだったり、88番からだったり、22番からだったりといろいろありまして、ここが4巡の最後になっていたんです。

 

ミカンの花の優しい香りに包まれて歩けるスタートの道

さすがにGWの最終であるからか、このときはすれ違う遍路さんは本当に少なかったです。

 

みんな徳島から次の県に順打ちなら進むころ、逆打ちで向かう頃であれば、もう少し先にすすむころでしょうか。

距離にしてなんてことはない道、そうおもえます。いまでこそ。

 

はじめてのころはきついなー、ハードだなーと何度思ったことでしょう。

 

今では心地よくひょいひょいと歩けているんですから不思議なものです。

ところで・・・・

 

え?ほんとに?ん???

まあ、歩いているときには来ませんでしたけど…。

 

山のツツジは美しいですね

ささやかでひかえめでうつくしい。

こうありたいなあ。

 

水大師もすぐに到着、冷たい水が心地よい。

 

むかしは確かに泣きのへんろだったなあ。

今は、軽い散歩に感じる自分がいます。

 

10年で人は変わるものですね。

 

まるで龍か天狗か現れそうな風の日でした。

飛んでいきたいくらいの風にとびのりたいぐらい。

 

この眼下の景色まで降りていくんですよー

黙々と歩いていく

 

こうして歩きながらセリフをぶつぶつと言いながら

自然の中で言葉をかみしめて飲み込むように

 

ね、なんて心地よくて美しいみちのりでしょうか。

ひとりじめです、だーれもいない。

 

先日、学習デイスカッションで学生さんの遍路イメージをきいたところ、

 

社会人の方が多かったからか、宗教的なイメージがすごく強かったんです、暗かったり修行要素だったり。

 

実際に私自身は歩いてて、さわやかな遍路さんに出会い爽快にへんろで自己と向き合い

自分自身の人生を楽しんで歩いている、祈る時間も満喫しているという体感があるだけになんともふしぎなことだったんですよ。

マニアックですが、オカルトではないし、暗ーいオタク的なものでもない。

 

もっとさわやかで歩き遍路に関しては自然を楽しむことで学ぶものが多い時間を感じているように私は思っています。

 

こうした部分も発信できると、四国遍路っていう世界の者の見方も多様であることがつたわるんじゃないかな。

 

鶴のいる山門

まずは本堂へ
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またこうして来る日はいつだろうな、、、って考えながら

 

ここまで来れた日が、鶴の場所でなんだか縁起がいいなとおもったり。

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少しずつ小雨の気配を感じながら、参拝をおえて次に向かいます

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鶴林寺からおりてきて、旧大井小学校経由で、

今回は、太龍寺道を行くのです。

 

それは、かも道を今まで歩いていて、この旧来の道をあるいたことがなかったから。
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両方を歩いておきたかったんです。

 

ちょうど、栄養ドリンクのお接待をいただきました。

ありがたいなとおもいました。

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小学校のトイレもきれいで、本当にたすかりました。

 

さ、いざいざゆきましょう~!

 

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太龍寺道は細いアスファルト道から始まるんですね

 

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なるほど、位置関係がよくわかりました。

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そうそう、レポーター優雅君と歩いたときは、かも道からの道がとおかったっけ。

 

のどかな道があらわれます。

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安らぐ道のりです。

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あずまやの屋根も草のお家になっていたり。

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緑に心安らぐ時間が続きます。

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この色がとても私は好きなんです。

 

続く