別格にて 猫ひとり助けてあげられなくてどうする自分 | へんろ歌手の日々の歩みと音楽

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ある日、カマキリと一緒に参拝した日

もたもた書いているからもう師走。

 

けれど、私は苦手な書き物仕事をおえて、抱え込みすぎてた仕事手放して、

 

『やらなきゃいけないこと、じゃなくて、やるべきこと、だけを厳選する』

 

それも大事だなと痛感しました。

 

根底の意識改革っていうのかな、、、私がひたすら働いてなんとかするシステムの現在のうちの会社的な部分の見直しもこれは含みます。

 

1プレイヤーで100担うって無理があるよね、いまさらだけど。

 

そんなわけで、大切なことに気づいて自分のことをもう少し大事に生きようと思ったんです。家族もプライベートも私の人生の大事な部分だもの。

 

で、段取り分刻みから少し離れたらいいじゃないって、言う旅をしているのです。

 

行きも帰りも決めてない。

 

その中で、別格の札所に立ち寄らせていただくことができました。

なかなか立ち寄れない別格に行けました。
 
ここは香西寺さんです。
 
ちょうど天気もよくて、水子地蔵の前で、
 
疥癬にかかって目もあかないネコさんがいたのです。
どういう症状化というとこちらです。

お寺にいた子は疥癬にかかって毛が抜けて眼も見えなくなっている猫さんでした。

 

疥癬(かいせん)は、毛が抜けて皮膚がカチカチに硬くなり血が出てとても痛くてかゆい病気です、内臓にも虫が悪さをするとどんどん痩せていきます。すり寄ってくるのは、かゆくてつらくて眠れなくて助けて~の証拠、猫自身ではここまでになると骨もがりがりで食事も睡眠もとれず大変なのです。

 

その日、寝る時まで頭から離れず、私は、夢にまで見てしまいました。

 

次へ進むことも大事ですが、私が病院で症状を伝えて薬を購入してあげたら治すこともできるんですもの。

 

(※動物病院では、成猫か子猫か大きさや体重のおおよそをつたえて薬をだしてもらってください。)

 

翌日、私は事情を話して薬を動物病院で処方してもらい別格のお寺さんに戻りました。

 

寒い日で前日のようには出てきてくれていなくて猫には会えなかったので、お寺のお掃除の方に託しました。襟の後ろにお薬をたらしてあげたら時間はかかるけれど少しずつ治ります。どうか間に合うように。

 

別格のお寺さんでも人にうつるのでは…と言われましたが、よほど、濃厚接触の長時間だっこや患部を何度も触って手を洗わないなどしなければ、早々人にうつって大変というものでは実はありません。どうか、怖がらず、皆さんももし見つけたらたすけてあげてほしいのです。

 

秋は、タヌキやイノシシなど、山の動物からこうした病気をもらって泣いている動物たちがいます。自分が動いてなんとかできることならしてあげたいのです。

 

お遍路をしていてたくさんの人に助けられているのに、目の前の動物ひとり助けてあげられないのって情けないじゃない。時間も予定もなんとかなる、昼ご飯をお薬代にまわせば何とかなる、そんな風におもったから。

 

これを機会に近くに病院がないときのために差し出せるようにレボリューション(特効薬)くらいは持ち歩こうと思った私でした。

※子猫や体重、アナフィラキシーもあるので容量や初回は注意が必要

https://pochitama.pet/wp/safeordangerous#i-3

※ただね、自然に虫は駆除できないから、少量ずつだけでも薬を投与してあげて時間をかけて駆除は必要だと私は考える方です。

 

誰かが困っているときに、ああ、かわいそうって思うことは簡単なだけれど、じゃ自分は今すぐ動いたら何ができる?って行動する方が、歩いてここまで遍路した意味があるような気がして。

 

これだけ遍路して修行して、たくさん助けていただきながら、人にも動物にも愛を注げなくてどうする!って思ってるんです。

 

これはただの私の個人的なポリシーです。

気持ちだけでも伝わればと思います。

 

治癒に向かっていることを心底願いたいです。。。