お遍路9日目:そして断崖の峠をこえてゆく・・・ってこえられるのか?! | へんろ歌手の日々の歩みと音楽

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日々の活動記録と遍路文化紹介の記事を中心に

レッツ薄暗い山の中・・・(T T)
藤田賀子のよちころ


もう、峠なんだろうな~とおもっていたら

全然まだ入口なんですよね(^^;)


うーわーあああああ。。。テンションだだ下がり。。。。


藤田賀子のよちころ



はい、現実逃避~(笑)

これはですね、上の峠のはじめりにゆくまでの

みちのりです。


花にうっとり。
藤田賀子のよちころ


あまりにも水が透明で峠に向かう道で

なんども吸い込まれるようにみつめてしまいます。
藤田賀子のよちころ


山からカニさん、こんにちわ


結構、でかい・・・。
藤田賀子のよちころ

なんか、魔力とかもってそうなデカさ。。。


藤田賀子のよちころ

うん、この川にもヌシとかいそうだもんね。。。。


そういえば、途中の工事のおじさんに


「東京から来た若いもんにはむりだよお~。

ひきかえしな~」


半分本気で茶化されつついわれました。


きいいいい~!!


となったわたくしは、ムキになって歩くわけです。



・・・もはや、遥か彼方となりました国道を眺めながらね。


で、緊張のあまり

トイレが近くなりました。


さすがに蛇のいそうな山道でアウトドアトイレはできません。


恐れ多くも、民家を訪ねてお手洗いをお借りしました。


「昔はお遍路さんにお米をもたせていたんだよ」

と、教えてくれました。


藤田賀子のよちころ


Sさんご夫婦。

だいぶ遅くなりましたが、御礼のお手紙

おくりました。写真を添えて。


過去には、峠にむかうとちゅうで過呼吸になった

お遍路さんご夫婦が駆け込んでいらしたことがあるとか。


ど、どんだけ過酷なんだ・・・怖くなる私。


お茶を頂き、お話をして、先へ進みます。


アスファルトから砂利道、そして、山道、

道幅もどんどん細くなります。。。


峠には滑りやすい橋がある・・・ときいていましたが、

まさかこんな橋だとは・・^^;


藤田賀子のよちころ


で、どんどん道は狭くなります・・・。


獣のにおいがプンプンします

・・・と、獣がずっこけた足跡がありました(^^;)


どんどん角度が垂直になっていくのに、ガードなんてありません。


落ちたら奈落の底です・・・。

藤田賀子のよちころ


カメラを回すのもだんだん難しくなってきます。

(命が優先ですから。。。)


まだ、このあたりは道幅があるほう。

とはいえ、竹の根がごつごつしていて

足をとられます。。。
藤田賀子のよちころ


堀江くんいわく

「ベンチが座れるものがあるときには座っておいたほうがいい。

そこにそれがあるということは、次にその先すわれるところは

しばらくないからそこにあるかもしれないからだ」


私が次のベンチまでがんばろう!

といったあとにおしえてくれました(笑)


・・・さ、先におしえてくれよ



で、案の定こうなります(笑)


藤田賀子のよちころ


別名:なだらかな崖(まことくんいわく)


このとき私は半泣きでぎゃーぎゃーひーひーいっています。


終りが見えないからです。


写真であまり伝わらないかもですが

まっすぐ立てる傾斜ではないんです、ここ。。。



堀江くんは、先を歩いて先導したり、

後から歩いて私をサポートしてくれたり、トコトンやさしいのです。


息切れひとつしていません。。



ん?んん???


ここで初めて気がついたんです。



彼は私についてきたいんじゃなくて、

心配だから付いてきてあげたかったんだ、ということに。


本当にありがとう。

君自身だけならどんどんすすめたのにね。

いまさらだけど、ありがとうありがとう。



こうしてすすんで最後は


はあ?!


っていうような角度の階段になります(T T)


写真はありません。



午前中のすべてがこの峠でおわりました。



予定なんてこんなふうに進まないもんなんです。



ふいいいいい。


半泣きの私をおもってあなたもPCのむこうで

筋肉痛をあじわうがいいわ!!

つづく。