秘境じゃないけど秘境駅「豊ヶ岡」 | TENDER UNOFFICIAL BLOG -NEO-

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北海道の鉄道シーンを中心としたブログです。

年休2日目の午後、最後の活動ポイントはJR札沼線の豊ヶ岡駅としました。
国道275号線を札幌に向けて一路南下していきますと、ちょうど浦臼行の列車の豊ヶ岡駅発車時刻と重なることが判明したからです。
 
そうと分かれば、直ぐに急行します。
天候があまり良くなくて、やや吹雪模様のコンディション、国道を南下するとちょうど中央分離帯ができる交差点で道幅が狭くなるところ、後続から追突されたり、分離帯にぶつかったりしないように慎重に右折しました。
 
豊ヶ岡駅への道路は新雪でしたが、誰かが車で入ったのか、二条のわだちがうっすらと残っていましたので、それを頼りに車を入れていきます。
思ったよりちゃんと除雪されていたので、道の折れ曲がり地点でUターンすることも可能でした。
 
で、豊ヶ岡駅です。
列車の到着数分前、辺りは静寂に包まれていました。
気動車が入ってきた時も、けたたましい警報音や到着を知らせる自動放送はなく、存外静かに列車は進入してきました。

 
 
「この列車は、普通列車の浦臼行です。」という自動放送が数回流れると、誰かが乗り降りをすることもなく、気動車はブワっと排気煙を上げてゆっくりと発車しました。
ビデオからのキャプチャーですが、そんな雰囲気を感じられますでしょうか…?
そのまま単行の気動車はゆっくりと坂道を上がっていきました。
午前中に新十津川駅で見かけたキハ40-402がそのまま運用に就いています。

陸橋から撮っている人もおらず、平日の午後は私一人の貸切状態で、幸せ時間を噛みしめておりました。
ここは札幌から小一時間の純農村地帯…繰り返しますが、この光景はあと1年3か月だけです。