2023年12月に当時27歳で、卵巣がんの宣告を受けた、ごく普通の28歳会社員です!

自分の経験やその時の気持ちを残しておくために、ブログを書いてます!

 

 

病理検査結果

2024/2/14

手術から約3週間、退院から2週間経ちました。

 

病理検査結果を聞きに行く日がやってきました。

 

この日も先週と同様に電車とバスで病院へ。

先週は電車に乗るだけで気持ち悪くなってしまいましたが、

手術から3週間経ち、電車も普通に乗れるようになりました。

 

 

 

手術直後に、先生が家族に手術結果について話してくれていたのですが、

それによると「目視では悪そうな場所はなく、他への転移はなさそう」とのこと。

 

ただ、病理検査でもし悪いところが見つかったら、、、、と思うと、

不安で仕方なかったです。

 

どうか何も起きませんように、、、、

 

 

 

 

順番になり診察室に呼ばれると、手術結果を主治医の先生が話してくれました。

 

「手術の結果なんだけど、、、

まず卵巣は、とてもきれいで、腫瘍は見つかりませんでした。

前回の手術でしっかり取り切れてたみたいだね。」

 

「それからリンパ節、大網についても、

異常はなく、転移はありませんでした。

 

「ただ、子宮なんだけど、、、、」

 

 

今回子宮からも腫瘍が見つかりました。

 

 

先生の話を聞いて、一気に涙が溢れました。

 

転移が起きてしまったのかという気持ちと、

結局子宮を残すことができなかったという気持ちと、、、

 

この時の感情はうまく言葉に表すことができないのですが、

なぜか涙があふれてきました。

 

 

「転移なんでしょうか?」

と聞くと、

 

「発症元を調べたところ、

卵巣とは別で、子宮体がんが発症していたので、転移ではないです。

 

サイズも5mmととても小さくて、正直摘出してなければ見つからないサイズでした。

エコーなどでも見つからないサイズです。

 

 

がんにはそれぞれどこが発症元か、ということを調べることができるようなのですが、

子宮に見つかったがんは、卵巣が発症元ではなく、子宮が発症元とのことでした。

 

 

 

診断結果としては、

  • 卵巣がん(類内膜がん) ステージ1C①
  • 子宮体がん(類内膜がん) ステージ1A

とのことでした。

 

 

子宮体がんの方はわずか5㎜のサイズで、

本当に初期の初期の初期の段階で見つかった、ということでした。

 

別の場所から発症したがんが、ほぼ同時期に起こるのかと、、、

先生から見ても珍しいケースだということです。

20代でがんを発症していること自体そんなに多いことじゃないから、

全部イレギュラーなのかな、、、

 

 

転移ではなかったこと、ステージ1だったことを喜ぶべきかもしれないのですが、

あんなに残したいと思っていた子宮からがんが見つかったことの方が正直悲しくて辛くて、、、

涙が溢れました。

 

手術結果は「よかった」という言葉が正しいと思いますし、

結果としては「よかった」のですが、素直に受け止めることができませんでした。

 

 

タラレバを言ったらキリがないですが、、、

もし、今回卵巣を片方だけ切除して、子宮を残す決断をしていても、

子宮にがんがあるためその後妊娠することができず、

子宮の腫瘍が大きくなってから、再度子宮を摘出する手術をしていたと思うと、

きっともっとつらかっただろうし、手術も2回実施しなくてはいけなかったので、

よかったという気持ちは正直な気持ちです。

 

ですが、子宮を残していたとしても妊娠できなかった、ということが、

私はどうやっても子どもを授かることができなかったんだということを

余計に突き付けられたような気がしてつらかったです、、、、

 

 

この感情は今でもまだ消化しきれてないし、

一生消化できる気持ちではないと思いますが、

「卵巣からも子宮からもなにも見つからなかった」という結果の方が、

「だったら手術しなければよかった、、、」という気持ちになっていたかもしれないので、

逆に子宮に腫瘍があったことで、「どちらにしろ無理だったんだ」という気持ちで

割り切れるかもしれないと思っています。

 

 

 

 

 

今後の治療については、他の臓器への転移が見つからなかったことや、

類内膜がん自体がおとなしい性格ということもあり、

先生の判断としては、抗がん剤治療をしなくてもいいよ、とのこと。

(ステージ1の患者で、抗がん剤治療の有無によって再発率がほとんど変わらないからだそうです。)

 

抗がん剤はほんとにやりたくなかったし、

入院ももう二度としたくないと思ってたから、これは本当によかった、、、

 

 

 

もともと手術後にはホルモン治療をする予定でしたが、

子宮からがんが見つかったため、

ホルモン治療のついては、もう少し慎重に開始時期を決めましょう、とのこと。

 


 

 

残りは私も不安に思っていた遺伝子検査を念のため実施して帰宅。

 

次は3月末に遺伝子検査の結果を聞きに行きます。