腹筋5回日記 -75ページ目

腹筋5回日記

毎日腹筋5回だけ。

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腹筋5回やりました。

金曜日の夜、2時頃眠った。
週末はいつもこんなものだ。

土曜日の朝、9時頃に目覚めた。
10時頃にまた眠り、午後1時に目覚めた。

日差しが眩しく、暖房いらずの暖かさだった。
ピザを食べて、着替えて家を出た。

エレベーターで妻から電話。「自転車の鍵、忘れてない?」
取りに戻った。財布も忘れていた。トイレも忘れていた。

自転車置場ではジャイアンがむくれていた。
「2時半ですよ」
「まだ2時半だろ」
「冬の2時半は夕方ですよ」

荒川を上流に向かった。
確かに日は既にだいぶ傾いていた。
僕は水を忘れていた。
いまいち身体が重かった。

「大丈夫ですか?」
10キロ程のところでジャイアンが言った。
僕は飲み物を求めてサイクリングロードを降りた。
そしてそのまま折返した。

「空がきれいですね」
「海もいいけど、こっちの方が季節を感じますね」
ジャイアンは優しかった。

そのまま妻と合流しAnswer*Answerして、初回ライセンステストに落ちた。バーミアンに行って、買物して帰宅した。

「よく眠ってください」
とジャイアンが言った。
「ありがとう。どこも悪くないよ」
と僕は答えた。ジャイアンは入院してから優しくなった。

帰宅してすぐ腹筋し、7時頃、眠くてリーディングできなくなった。
「少し寝てくる」
と言ってベッドへ。
起きたら朝4時だった。
驚いた。

結果的にジャイアンの言いつけを守り、僕はよく眠った。
妻は心配になって様子を見に来たらしい。
「すごく安らかに寝てた」
そういえば、悪夢を見なかった。


腹筋5回やりました。

悪夢ばかり見るが、さほど苦しくない。表現されて解き放たれると信じる。

腹筋5回やりました。

避難訓練。
リーメンはダラダラ階段を降り、リーウィミンはヘラヘラふざけた。

避難訓練でふざけるような大人にはなりたくない。
僕は真剣に逃げながら少し腹を立てていた。

広場に集合した後も軽薄なざわめきが続いたが、現れた消防隊長は全く動じなかった。

渡された拡声器を傍に置き、よく通る生声で語りはじめ、あっという間に数百人を魅きつけた。

ユーモアの力と、その芯にある真剣さで、僕らを一気に集中させた。

立派な男だった。
腹筋200回位やってるのだろう。

帰り道、ジャイアンに隊長の話をした。
ジャイアンは言った。
「僕は自分を鍛えられない。自分を掃除すら出来ない。よびお次第だ」


本当だ。お前が汚れているのは僕が汚したままでいるからだ。お前を選んだのさえ僕だ。

「結局、お前は僕なんじゃないか?」
「それを言っちゃあ、おしまいですよ」
ジャイアンは笑った。
何がおしまいなのか、僕には分からなかった。

僕はジャイアンの分まで、自分を鍛えようと思った。
速くは走れないけれど、できるだけ遠くへ連れて行ってやろう。