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腹筋5回日記

毎日腹筋5回だけ。

幸福な昼だ
公園のベンチの木目が愛おしい
玄関を開けると二人が走って迎えにくるからだろうか
車の音


足あと
カボチャが炊飯器の置いてある戸棚の上からキッチンのシマまでジャンプした。

感動した。
素晴らしいジャンプだったんだ。
「世界はどんどん涼しくなる」
とカボスケが言った。独り言のようだった。
「逆だよ、カボ」
僕は笑った。
「世界はどんどん暖かくなっているんだよ」
カボスケは一瞬だけ驚いた顔をし、それを隠した。
「そうでした。逆でした」
そう言って、恥ずかしそうに笑った。

もともと知らなかったくせに、と僕は思った。もちろん、口には出さなかった。カボスケは日向に移動して眠った。日が傾いて、日向は残りわずかだった。

寒くなって窓を閉めた。そして気づいた。
カボスケは今日1日のことを言ったのかもしれない。
日々深まる冬のことを言ったのかもしれない。

反論すればいいのに、と思った。
カボスケは遠慮してる。もう少し信頼関係を育てる必要がある。

何を言ってもエサを与えなくなったりしないと、いつか信じてくれると嬉しい。

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