欠けたコメが喋ったのだから、次は弁当箱や茶碗に盛られたコメ達が一斉にしゃべり出す可能性も確かにある。
想像すると発狂しそうになる、と言ってみる。そう、言ってみただけだ。想像しないし、発狂しそうにもならない。可能性は確かにあるのだけれど、全く想像できない。それは起こらないことだと確信できる。
なぜだろう。分からない、と言ってみる。本当は分かっている、ような気がする。
つまり、僕に話しかけるモノは、独りでなければならない。孤独でいなければ変だ。みんなでワイワイなわけがないのだ。なぜか?それは分からない、というしかない。