ヤング・ミュージック・ショー
よしんどの年代の洋楽ファンには、忘れられない番組が「ヤング・ミュージック・ショー」ではないだろうか?
某国営放送が製作していた番組で、1970年代から80年代に、洋楽のアーティストが来日して行ったライブを放送する、という画期的な番組だった。
ミュージックビデオなど無い時代で、雑誌の写真でしか見られなかったアーティストの動く姿が見られる、貴重な番組だった。
今でこそ、来日ミュージシャンのコンサートをテレビ中継することは、珍しいことではないが、その最も初期の番組だと思う。
よしんどが「ヤング・ミュージック・ショー」の中で、一番印象に残っているのは1977年の「KISS」の来日コンサートである。
その当時、「KISS」は大人気だったものの、どんなコンサートをするかは、知るすべがなかった。
そこに、「ヤング・ミュージック・ショー」が来日コンサートを放送するというので、当時小学生だったよしんども、放送当日、興味津々で放送を待っていた。
放送が始まると同時に、よしんどはぶっ飛ばされてしまった。
宇宙人を思わせるメイクと衣装。
曲にあわせて火柱がボンボン立ち、ベースのジーン・シモンズは口から火を吹き、エース・フレーリーが使うギターは、煙を吐き出しながら、最後には爆発。
ピーター・クリスのドラムソロにあわせてドラムを乗せている台がステージの前方にせり出し、次にその台がステージの上方に高く上っていく。
現在、コンサートで行われている演出を、みんな詰め込んだようなエンターテイメントショーが繰り広げられていた。
よしんどは、ただ口をポカンと開けているほかなかった。
「KISS」のコンサートは、よしんどの想像をはるかに超えていた。ただただ、すごすぎた。
あの放送を見て、「ミュージシャンになりたい!」と思った人も多かったと思う。
数年前、某国営放送がアーカイブスという形で、そのコンサートを再放送した。その時のよしんどの感想も「すげー!」だった。
ウイスキーがお好きでしょ?
最近、ゴスペラーズが「ウイスキーがお好きでしょ?」の歌で有名な某ウイスキーのCMに出演している。
ゴスペラーズ、デビュー15年目にして、CMに初めて「出演」したんだそうだ。
そういえば、今までCMソングの提供はけっこうあったが、CMの画面に出てくることはなかった。
このCMは、何パターンかあって、ゴスペラーズが出てこないバージョンもある。
よしんどは、ゴスペラーズが出演するバージョンを先に見たので、こういう風に出てたよ、と嫁さんに教えたのだが、嫁さんは何故か見ることが出来ず、「あー、また出てない方だあ」と残念がっていた。
ところが、ついに、嫁さんもゴスペラーズが出演するバージョンを見ることが出来た!
初めて見ることが出来たその場所は、なんと「近所のスーパー!」であった。
スーパーにはよく商品宣伝用ミニテレビ(モニター)が、その商品を並べてある場所に設置されている。
近所のスーパーの某ウイスキーを並べてあるところにも商品宣伝用ミニテレビがあってCMを繰り返し流していた。何の気なしに見ていたら、「でたっ!ゴスペラーズ出演バージョン!」
すぐさま嫁さんを呼び、2人でその小さな画面を食い入るように見た。
スーパーの宣伝用ミニテレビの前で「ウイスキーがお好きでしょ?」を真剣に見つめる二人って…。
周りの人たちには、どういう風に見えたんだろう?
ゴスマニア
「ゴスマニア」というのはボーカルグループ「ゴスペラーズ」のファンの人たちのことだ。
よしんども「ゴスペラーズのデビュー10周年ツアー」の時に、初めて見に行って度肝を抜かれて、ファンになった。
そのコンサートは嫁さんと一緒に行ったのだが、嫁さんも一発でファンになった。
以前もご紹介したとおり、ゴスペラーズはテレビでは「突っ立ち」で歌っているイメージがあるが、コンサートでは、ちゃんと曲ごとに振り付けがされていて、立ち位置も変えながら歌っている。
「ジャニーズ系のようなルックスではないが、歌って踊れるボーカルグループ」と言えばいいだろうか。彼らの曲自体もカッコイイものが多く、人気が出るのも当然だな、とよしんどは感じた。
今年はゴスペラーズのデビュー15周年で、それを記念したツアーを「春夏」編、「秋冬」編に分けて行っている。
「春夏」編の時は、よしんどの地元にも来てくれたので、夫婦揃って見に行った。
相変わらず、楽しいトーク有り、演出有りの素晴らしいステージだった。
よしんどの嫁さんは、ツアー中に1回見に行っただけでは、満足できなくなったらしく、「秋冬」編も近県だったら行きたい!と、言っていた。
しばらくして「秋冬」編の日程が発表されたのでチェックすると、よしんどが見に行けそうな日は仕事の関係もあってなかったが、嫁さんが行ける日は1日だけあった。
すると突然、嫁さん曰く「1人で行ってきてもいい?」とのたもうた。別に、反対する理由もないので、「いいよ」と答えたら、嫁さんはチケットを早速予約していた。
コンサート当日、仕事に出かけるよしんどを尻目に、ルンルンで、1人、駅に向かう嫁さんは、りっぱな「ゴスマニア」だな、と思った。
写真の整理
この間、思い立って結婚から現在までの写真の整理をした。
「たかが8年、されど8年」というのを実感した。
自分たちが年を食っていくのは仕方ないとして、やっぱり友達や親類の「子供たち」の成長にびっくりさせられる。
「うわー、この時のU君、ちっちゃい-」とか、「この時は、この子は、よしんどを苦手にしてたな」とか、1人1人の子供の思い出がフィードバックしてくる。
アルバムに整理したら、300枚ぐらい写真があった。
「この家に、こんなに写真、あったっけ?」と驚きながらも、8年間というかなりの時間を過ごし、その間、いろんな事が起こったんだなあ、としみじみとしてしまった。
ただ、「はて?」と思うこともあった。
「バンドのライブの写真」がほとんど無い。
90年代はライブの写真は無くともビデオが残っていた。
ところが、ビデオも写真もほとんど無いということは、この8年でライブをしたのが2度だけ、ということを物語っていた。
確かに結婚してからの時間は、驚くほど早く過ぎていった。
よしんども環境が変わったことにとまどったり、病気になったり、いろんな事が起こった8年だった。
家庭を持つと「バンド、バンド」とばかりも言ってられないし、それはバンドのメンバーも同様だ。
自分たちの家庭や仕事の都合もある。
そんな中で、ライブを出来るところまでたどり着けたのが、その2回だけだった。
でも、悲観しているわけではなく、ペースは落ちたにしろ、またバンドをやろうという気はあるのだから、その気持ちを大事にして、また、ライブが出来たらいいな、と思うよしんどでありました。
ブートレグ
「ブートレグ」というのは海賊盤のCDやDVDのことで、「コレクターズCD・DVD」ともいう。
主に海外のミュージシャンのコンサートを観客やスタッフが録音・録画したものが多いが、中には外国のテレビ局やラジオ局がコンサートを録画・録音したものをコピーした、わりとちゃんとした(?)質のものもある。
いずれにしろ、許可を得て制作したものではないので違法だが、なぜか日本では「コレクターズCD・DVD専門店」がいっぱいあって、簡単に手に入る。
なにせそれらの店には、来日したミュージシャン本人が、「コレクターズCD・DVD」を物色しにくるのだから、おかしなものである。
また、その手の店はなぜか「西新宿」に集中していて、10年くらい前までは、よしんども「TOTO」などの「コレクターズCD・DVD(よしんどの時代はビデオ)」を探しに行っていた。
よしんどは結婚してから、それ以前ほど上京することが少なくなったので「コレクターズCD・DVD専門店」に立ち寄ることはなくなったが、最近、久々に「また、行ってみたい!」、と思う出来事があった。
それは、「You Tube」がきっかけである。
よしんどは、あまり「You Tube」を見て楽しむ事は少ないのだが、先日「TOTO」で検索してみたら、ドラムのジェフ・ポーカロが亡くなる直前のコンサートの映像が出てきた。
それは、1991年の「モントルー・ジャズ・フェステバル」の映像で、ファンの間では「その映像は絶対にある!」といわれていたものだったので、よしんどはビックリしながら再生してみた。
どこかの国で放送されたもののようだったが、確かにそれは「そのもの」だった。
音は良くないが、ジェフのグルーブは、はっきりと聞き取れる。
その時、よしんどの頭の中で、「映像が存在するのだから、コレクターズDVDもあるはずだ!」ということに気がついた。
「これは、近いうちに西新宿に探しに行かなきゃ。」と、よしんどは考えている。



