"賞賛された日本のシンドラー"---「杉原千畝 スギハラチウネ」から”まごころ”を学ぶ | イエローサブマリンのブログ

イエローサブマリンのブログ

映画・芸能情報、流行、プロ野球など流行の考現学を検証します。

杉原千畝 スギハラチウネ

劇場公開日

2015年12月5日

『杉原千畝 』は、第二次世界大戦中、

ナチスによる迫害から逃れるユダヤ人のために

独断で日本通過の”ヴィザ”を発行して、

6,000人あまりのユダヤ人を救った外交官である。

  "賞賛された日本のシンドラー"

 

1934年であった。

語学力と情報網を武器に外交官「杉原千畝(唐沢寿明)」は、

”ソ連北満州鉄道譲渡”の交渉を成立させる。

 

その一方で仲間を失い、千畝自身彼を警戒するソ連から

『ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)』に指定され入国拒否されてしまうのだ。

 

千畝は、在モスクワ大使館への赴任を希望していたものの叶わず、外務省より”リトアニア”・カウナスにある日本領事館での勤務を命じられる。

 

1939年、千畝は新たな相棒「ペシュ」とリトアニアで諜報活動を開始する。

そして、情報を収集し激動のヨーロッパ情勢を分析、日本に発信していくのだ。

 

やがて、ナチスがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。

ナチスの迫害から逃れようと通過ビザを求めるユダヤ難民がカウナスの日本領事館へ大挙する。

 

その数は、日増に増加するのだ。彼らユダヤ人の置かれた状況を知る千畝は、日本政府からの了承がないまま独断で難民たちに通過ビザを発給するのだ---

 

なんと、その数6,0000人にのぼった。

当時、日本政府の許可なく発給することは、謂わば重罪に相当する危険な行為であった。

 

『杉原千畝 』

戦後、通過ビザのおかげで迫害を逃れたユダヤ人の子孫たちによって彼は顕彰されている。

 

この作品は、日本人に”まごころ”を持った外交官が実在したことを教えてくれる。

見逃した人には激しくおススメ!