最高のサスペンスは最高のワイン---「ロストクライム 閃光」の震撼 | イエローサブマリンのブログ

イエローサブマリンのブログ

映画・芸能情報、流行、プロ野球など流行の考現学を検証します。

ロストクライム 閃光

劇場公開日

2010年7月3日

1968年に起こった未解決強奪事件

「三億円事件」の真相に迫るサスペンス。

隅田川で発見された絞殺死体を巡り、

所轄署の若手刑事「片桐慎次郎(渡辺大)」は、自ら捜査に名乗りを上げた

そして、定年間近のベテラン刑事「滝口政利(奥田瑛二)」とコンビを組まされる。

 

上層部の指示を無視して捜査するベテラン滝口に、「片桐」は苛立つ。

滝口は、殺された男「葛木勝」が、1968年に起こった”三億円強奪事件”の最重要容疑者の1人であったことを片桐に告げる。

滝口政利は、三億円事件の犯人を追っていた捜査員の1人だったのだ。

「片桐」は、滝口の家で残されていた当時の”三億円強奪事件”の資料を読み漁る。

その資料には、「葛木」以外に数人の顔写真があった。

 

「片桐」は、犯人グループをほぼ特定しながら逮捕しなかった理由を尋ねる。

だが、彼は黙ったままだ。

数日後、”三億円事件”を追うフリージャーナリスト「宮本翔大(武田真治)」が、「片桐」の前に現れる。

 

「宮本翔大」は、「葛木勝」の殺人事件が”三億円事件”に関係していること、『三億円事件を組織として隠そうとしている』警察が「片桐」たちを危険視していることを告げるのである。

さらに、彼は、同棲している「片桐」の元風俗嬢の恋人「多恵子(川村ゆきえ)」の存在を持ち出して脅しをかけるのだ。

 

「宮本翔大」の脅かしを受け、胸騒ぎを覚えた「片桐」は、何も言わずに「多恵子」を家から追い出すのだった。

 

翌朝、「片桐」は、ベテラン滝口刑事を捉まえ、”三億円事件”について尋ねるのであった。

彼は、重い口をようやく開けるのだ。そして、事件の真相を語り始める--

 

やがて、恐るべきことが判明したのだ。

”三億円事件”は、主犯格の男「緒方純」の父親が警察官だというのだ。

 

当局は、その事実を隠蔽するため、事件自体を闇に葬り去ったというのだ。

「片桐」とベテラン滝口刑事は、事件の核心に迫っていくのだ。

ところが、警察内にそれを阻もうとする動きが起こり始める。

 

ある日、ベテラン滝口刑事は、上司である捜査一係の藤原管理官に呼び出された。

藤原管理官は、彼を捜査から外すのだ。

 

こうして、滝口刑事は、表向きには休暇を取ったのだ。

彼は、名も知れぬ寂れた旅館に「片桐」を呼び出す。

 

「片桐」に続き現れたフリージャーナリストの「宮本」は、

「葛木」が”三億円事件の真相”をマスコミに売ろうとして、殺されたことを明かす。

 

有名な未解決事件”三億円事件”の真相に迫ったサスペンスだ。

最高のサスペンスは高級ワインに似ている。

見逃した人には激しくおススメ!