音楽は世界を平和にする---静かな感動「ミュージック・オブ・ハート」 | イエローサブマリンのブログ

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ミュージック・オブ・ハート

劇場公開日

2000年9月9日

主人公が荒れた小学校の臨時教師となり、

音楽による子供たちとの交流を通じて

互いに成長していく姿を描いた作品。

メリル・ストリープが演じた

「ロベルタ・ガスパーリ」は実在の人物。

貧しい子どもたちに音楽で夢をあたえ、

ヒロインが苦境を乗りこえる感動ストーリー

 

海軍の夫に逃げられ、意気消沈の「ロベルタ(メリル・ストリープ)」だった。

彼女は、赴任先で購入した大量の”ヴァイオリン”とともに実家へ戻る。

 

こちらも、里帰りをしていた同級生「ブライアン(エイダン・クイン)」の口添えで、

彼女は、”ヴァイオリン”を教える臨時教員の職にありついた。

 

勤務場所は、イーストハーレムの小学校だ。

「ブライアン」の支えもあり、彼女は複雑な家庭環境に置かれた子供たちの指導に打ち込むことになる。

彼らはみるみる上達し、父兄を前に開いた演奏会も大盛況であった。

 

だが、実生活では息子が彼女の離婚以来、素直ではなくなっていた。

さらに、結婚観の食い違う「ブライアン」とも疎遠になった。

 

それから10年の月日が過ぎて行った。

その間、”ヴァイオリン”が彼女の生きがいだった。

やがて、彼女のクラスは、受講者を抽選で決めなければならないほどの人気になる。

 

そこへ突然、市の予算削減のためクラス閉鎖が発表される。

その決定に、反対の声が上がる。

クラスを続けるためには、資金集めが急務であった。

 

打開策として、”クラス救済コンサート”を開くことになった。

友人の夫がヴァイオリニストだったこともあり、一流のヴァイオリニストが趣旨に賛同した。

 

だが、コンサート会場がトラブルのため使用不能になってしまった。

事情を知ったヴァイオリニストの配慮で会場は、名門・カーネギーホールに振り返られた。

 

大勢の観客が見守る中、ロベルタと50人の子供たちは”クラシックの殿堂”で

一流のヴァイオリニストとの共演を果たすのだった--

 

主演のメリル・ストリープは、実在の人物を演じるために、”ヴァイオリン”の猛訓練を行ったそうだ。

 

音楽は「世界を平和にする」--この作品の隠れたメッセージだ。

見逃した人には激しくおススメ!