大阪伝統スイーツ 法善寺 夫婦善哉 | あなたの知らない韓国 ー歴史、文化、旅ー

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 法善寺横丁をご紹介しましたが、法善寺横丁に文学作品にも登場する有名な茶店があるのはご存じでしょうか。水かけ不動のすぐわきにある「夫婦善哉」という店です。織田作之助の小説「夫婦善哉」に登場する店で、小豆を甘くにつめて、白玉を入れたぜんざいで有名な店です。数多くの映画やドラマにもなり、大阪では知る人ぞ知る有名店ですが、ここで出るぜんざいは特徴的で一人前で小さなお椀がふたつ出てくるのです。

 

 

 

 

 法善寺横町の中心にある水かけ不動です。横町に行くとまずここに参拝です。夫婦善哉はこのお堂の右手にあります。

 

 

 


 夫婦善哉の入口です。いかにも大阪らしい、人情横町みたいな風情のある店構えですね。難波を訪ねた芸能人や文学者でここに来たことのない人はないのではないかと思うくらい有名な店です。

 

 

 

 

 店内風景です。有名な店だけあって有名人のサインや写真などがところ狭しとかかっています。たまにはこういう伝統的な甘味店でゆっくりするのもいいかも知れませんね。

 

 

 

 

 お品書きです。大阪では夫婦善哉に限らず、大阪では小豆の粒を残したものをぜんざいと言って出すことが多いです。このお店ももちろんつぶあんのものです。また同じ小豆を使った甘い汁ものでも粒のないこしあんと使った「汁粉」を好む地域もあるように聞きます。私はつぶあんが好きです。

 

 

 

 

 この店の名前が登場する文学作品織田作之助の「夫婦善哉」の部分です。文学作品にまでなったかと思うと格調高いですね。

 

 

 

 

 似たような甘味でも地方によって違うものですね。小さいお椀2つに入ったゼンザイが出て来ました。これが夫婦善哉と呼ばれる理由で、夫婦仲良く分けながら食べるという意味付けが一般的です。しかし一方、お椀一つで出すよりも、ふたつに分けて出す方がお得に見えるからという話もあります。

 

 

 

 

 また夫婦善哉では熱いぜんざい以外にも冷たくしたものや、あずきをたっぷりのせたかき氷も有名です。大阪の風情を味わいに法善寺に寄られるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 店には法善寺横町の案内図もあります。ぜんざいを楽しんで付近をぶらりとするのもいいかも。

 

 

 

 

 浪速人情の代表格「夫婦善哉」だけあって、何度も演劇やドラマになっています。店内にはポスターもいっぱい飾られています。

 

 

 

 いかがでしたか。また法善寺に行くことがあれば、ぜんざいでも食べながらゆっくりしたい気分になってきました。いかがでしょうか。