レトロな日本家屋群 大田 蘇堤洞鉄道官舎群 | あなたの知らない韓国 ー歴史、文化、旅ー

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    鉄道の旅はお好きでしょうか。小生はかなり好きな方です。韓国も鉄道網の再編で、鉄道路線も昔とはかなり変わってしまいました。
 
 今回は大田に残る昔の鉄道官舎の跡をご紹介したいと思います。
 
 
 
 
 場所は忠清南道大田市。大田駅の北東数百mの距離にある蘇堤洞。蘇堤洞鉄道官舎群として地図にも載っています。
 

 

 

 

 大田はソウルから釜山に向かう京釜線と木浦へ向かう湖南線が分岐する地点で、大都市間交通の要の地点です。植民地時代に日本人の鉄道関係者の居住区として建設された地域であり、今でも当時の日本式家屋が残っています。

 
 
 
 
 もちろん現在は鉄道官舎としてではなく、一般の人の住宅地として利用されていますが、レトロな雰囲気は残っており、昔の日本人街だった風情も感じられます。
 
 
 
 
 昔ながらの理髪店です。そういえば日本にもこんな雰囲気の理髪店はありましたね。
 
 
 
 
 日本の昔の住宅のように、母屋の外に便所と風呂場の建物があるタイプです。
 
 
 狭い路地に数多くの車が路上駐車されています。これは韓国らしい風景ですね。
 
 
 
 
 
 コンクリートの塀の中に日本式の古い住宅が残されています。地域には芸術家のアトリエなども多いようで、古い街並みを生かして地域を再生する活動も行われているようです。地域の文化をいかしてこそ未来があると思います。
 
 
 
 
 
 
 集落の入り口にはチャンスンも立っていました。チャンスンとは集落を守護する神みたいな存在で、右の四角いものが男チャンスン、左のものが女チャンスンとのこと。男女で地域を守護しているのですね。
 
 
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 いかがでしょうかソウルから少し足を伸ばして、ひと昔前のレトロな雰囲気を感じに行くのはいかがでしょうか。