個性の尊重 韓国語で読む世界人権宣言 その2 | あなたの知らない韓国 ー歴史、文化、旅ー

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 いかがお過ごしでしょうか。
 
 
 今回は世界人権宣言の第2条を読んでみたいとおもいます。この条文の内容を一口に言うならば自分とは違う相手の立場も尊重しようと言うことです。さあ条文を見てみましょう。
 
 
 
 
모든 사람은 인종,피부색,성,언어,종교 등 어떠한 아유에 의해서도 차별을 받지 않고 이 선언에 규정된 모든 권리와 자유를 누릴 수 있다.
(세계인권선언데2조)
 
 
(訳)
あらゆる人は人種、皮膚の色、性、言語、宗教など、どのような理由であっても差別されず、この宣言に規定されたあらゆる権利と自由を享受する。
(世界人権宣言第2条)

 

 

  

 

         ○

 

 

 いかがでしたか。世界人権宣言第2条は人種や言語、宗教など、個人に関わる条件で差別されることがないことに関する規定です。これもごく当然のことと思われますが、世間では必ずしも当然になっていないように思われます。

 

 日本でもヘイトスピーチなどというおぞましいものが未だにあります。ヘイトスピーチも表現の自由の一環だと言う人がいますが、これは表現の自由には当たりません。表現の自由というのは意見の違う相手にも発言や意見表明を認め、互いの主張を真摯に聞くことが本来の表現の自由というものです。

 

 相手の主張を一切聞かず、威圧しながら相手をひたすら罵倒するのは、卑劣な暴力、弱いものいじめに過ぎません。

 

 我々は再び世界人権宣言の趣旨に立ち返り、再考する必要があると思います。