前回の更新より日が空いてしまいました。
続きです。
自宅に戻った殿方からその後無事に宅配荷物を受け取ったという連絡があったのは先週末のこと。
しかし受け取ったはいいがやはり体調が優れず寝てばかりいるとこぼしていた。
退院してこれまで、一進一退という感じだ。
そうなるとやはり心配になってくる私。
私『来れそうならこっちに来たら?どうしているのか見えないと余計に心配になるのよ』
殿方『うーん、そうだなぁ。来週始め(今週のこと)にでも行こうか…』
私『せめてゆで卵を食べるとか、タンパク質は摂れてるのかな?ずーっとバナナとかヨーグルトだと力も出ないから…』
殿方『ソーメン茹でて食べる時に卵落として食べてはいる』
私『それで全然構わないから、なるべくタンパク質も摂るようにしてね』
殿方『あ~あ、ラーメン食べたいなぁ』
私『食べられるようであれば食べてみたら?』
殿方『いいや、今は無理』
私『(食べたいのか食べたくないのかどっちやねん)争う(あら、そうなの)』
そんなやり取りをして先週は過ぎた。
そして今週。
月曜日は朝のうちは雨が降っていた東京だったが、昼までには止みそうだという予報だった。
この日は殿方は幾らか体調が良かったようで、当初は翌火曜日に我が家に来るという話だったのだけど、急遽この日に来ることに。
逆に私は生理前後ということもあり体調は最悪で、殿方が来ても特に何かしてあげられる調子ではなく…。
ただ、傍にいることにより殿方がどういう体調かが分かるので心配事が減るのは良かった。
相変わらず胃の調子が悪いとこぼす殿方。
しかしこればっかりはどうしてやることも出来ず。
本当に身体を治したいのならとっとと病院に行くしかないのだから。
しかしその後、胃の調子もさることながら、背中が痛いと頻繁にこぼすようになった殿方。
痛む場所に湿布を貼ってくれと頼まれたり揉んでくれと頼まれたり。
その、痛がる箇所が、なんと私と同じところになった。
当初、背中を痛がるようになった時は、肝臓の裏側あたりだったのが、腰方形筋と呼ばれる背中と腰の境い目あたりを痛がるように。
しかも徐々にではあるが、その痛がり方が尋常ではなくなってきて、これまた頻繁に横になるようになってしまった。
身体が痛いということが如何に辛いか、身に染みて分かる私にとってみれば、何もしてあげられないことが辛くて辛くて。
痛がる私を5年も見続けてきた殿方は、いつもこんな感じで私を見てたんだろうなぁと切なくなった。
揉んでくれと言われて揉むと、酷く痛がる殿方。
どんな感じで痛むのか聞くと、ビリビリというかズキズキというか、そんな感じだと宣う。
12年前、私が背中の痛みを訴えだした時も同じような感じだったのを思い出す。
同じ調子で痛むのではなく、時おり電気が走るように電撃痛が走ったものだった。
まさか私と同じ痛み?まさか…。
昨日もそうだった。
終日背中を痛がり寝てばかりいた殿方。
胃の調子が悪いけどロキソニンを服用してみたり。
我が家への訪看さんやリハビリさんの来訪は午前中しかないので、午後はずーっと布団を敷きっぱなしにするほど頻繁に横になっている殿方。
少し前に、いったいいつまでこのままほっとくつもりか尋ねたことがあった。
殿方曰く、自宅近くで病院を探してはいるとの事だった。
探すだけなら小学生でも出来るんだが…。
探すだけで行くとは言わない殿方。
しかし、今は我慢出来てもいずれは限界が来る。
手遅れになる前に行ってほしいのだけどなぁ。
こればかりは本人が限界だと感じないとどうにもならない。
近くで見守る私としてはたまったものではないが。
どうにかして手遅れになる前に病院に行かせる術はないものか…。