殿方のその後 | 難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

難治性慢性疼痛の毎日(線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群)Byアキ

2012年、線維筋痛症と複合性局所疼痛症候群を発症、それよりも前にデパス&ソラナックス&ロヒプノールを服用していた。病気発症に心当たりがないためこれら症状はベンゾ薬害だと私は断定。2019年、旦那と死別


昨日、予定よりも2日遅れて自宅に帰った殿方。


当初、帰ると言っていた今週火曜日も水曜日も、朝から明らかに体調悪そうにしていて予定を延長して我が家に滞在、そして昨日やっと帰っていった。


今回の滞在中はとにかく横になって過ごすことが多く、日頃あんなに遊ぶのを楽しみにしていたオンラインゲームも、観るのを楽しみにしていたテレビ録画の数々も、殆ど手付かずだった。


それと、殿方は寝る時はイヤホンしてタブレットでYouTubeを観るのがお決まりだったんだけど、そのタブレットもテーブルの上に放置したまま、動画も全く観ていなかった。


今まで生き甲斐にしてたそれらを全て手放してまでも治療再開させたくないなんて、いよいよ死ぬ覚悟でも出来たんだろうか?


椅子に座ってるあいだも何処と無く『心ここに在らず』状態で、気付くとボーッとしていることが増えた。


あとは、なんといっても胃の不快感や胃痛を訴える頻度の高いこと。


当たり前だけどそれが改善される気配は無い。


悲しい悲しい悲しい


そんな殿方だが昨日自宅に帰り、お昼に私とやり取りした以降、連絡がプッツリ途絶えたままだ。


その連絡の時に改めて言われたのが


殿方『色々と世話になってすまんな』


ということだった。


なので私は


私『いやいや、いいよそんなのは。それよりも体調は大丈夫?宅配の荷物受け取ったら、また来れそうだったら来るんだよ?』


と返信した。


それっきりだ。


元気な時は昼夜問わずこれでもかとメール攻撃してくる殿方なのに何も連絡無いなんて…。


すぐに駆け付けられる距離でもないし、第一私の体調が最悪だ。


殿方に殆ど頼れない以上、どんなに身体が辛くとも最低限のことはやってやると頑張っているので、それもあって辛い。


本当は、他人のことなど考える余裕はないのに…。


ネガティブネガティブネガティブ


昨日、たまたま訪問診療の日で、前回の訪問診療時に主治医に愚痴って聞かせた殿方の話になった。


主治医『あれから彼氏さんどうなった~?』


と聞かれたので、かくかくしかじかとここ2週間の出来事を聞かせた。


話を聞き終え主治医は


主治医『うーん、このままだと腹膜炎まっしぐらなんだけどねぇ…』


と、気にかけていたよう。


主治医『でもさ、こればかりは仕方ないよ。アキさんにやれることはやったんだしさ』


私『私もそう思うようにはしてるんだけど、目の前にいても気になるし、いないともっと気になるしで私がどうにかなりそうよ』


主治医『アキさん的にはこれを機会に自分で出来ることが増えればいいんだけどね』


私『そりゃあもう、ゴミ出し頑張ったりご飯の用意を頑張ったりと、電流痛に悶絶しながらもなんとか生きてるよ。坊ちゃんの世話も待ったナシだしね』


主治医『あまりいっぺんにやりすぎないようにね』


私『うん。目標はコンビニにタバコ買いに行けるようになることなんだけど、はてさて、いつになるやら』


主治医『おっ?偉いじゃん!そういう目標大事よ。でもあくまで無理をしない程度に』


私『うん、分かってるよ。今はまだ到底無理だけど、いつかは自分で買いに行きたい。今、コンビニで何が売られてて、世間では何が流行ってるのか全く分からないから、そういうのも知りたい。何かスイーツも買いたいしね』


主治医『そういえば、アキさんまた痩せた?』


私『こんなことが続けばゲッソリもするわよwww』


主治医『だよねぇw』


みたいなやり取りがあった。


煽り煽り煽り


ヒトには『愚行権』なるものが存在する。


他人に迷惑をかけない限りはたとえ愚かな行為でもやる権利がある。


今回のことで言えば、一番被害に遭うのは他でもない殿方自身だ。


きちんと入院治療を継続していれば今頃は晴れて退院となっていたのに、その道を選ばなかった。


この死に急ぐ感じ、分からないでもないけども、心配して見守ってくれる人がいるだけで幸せなことに、いつになったら気付くのかな?


せめて、我が愛しの坊ちゃん(ミニチュアダックス17歳♂)が天に召されるまでは頑張ろうとか思わないのかな?


あれだけ可愛がっていたのにな。


思うに、不自由な身体に疲れ果てたとか、そういうのもあるのかもしれない。


こればかりは当人になってみないと分からない。


まぁなんにせよ、私や坊ちゃんでは歯止めにはならなかったというこっちゃ。


それはそれで、なんか残念ではあるけども。