2週間ぶりに会った殿方がさらに激ヤセしていた件。
話をよくよく聞いてると、胃がムカムカするというか痛いこともあると言う。
それまで、胃がどうのこうのという訴えはたまーにある程度だったので、これはもう胆嚢炎からきてるんだろうと思った。
肝臓も腎臓も数値が悪化していたと言っていたので、今でも臓器が炎症を起こしてるんだろう。
それもあってか、食欲がなかなか戻らないそうだ。
そりゃあね、治療を途中で止めてしまったら中途半端に炎症が残るのは当たり前よね。
しかしこればっかりは本人がいよいよ我慢ならんとならない限りは治療を再開することはない。
本人が選んだ道なので外野がとやかく言うことじゃない。
ましてや、私は奥さんでもなんでもないのだから。
とはいえ『痛い』という訴えはやはり気になる。
病気は違えど痛いことがどれだけ辛いかということを分かりきってるからだ。
しかし私に出来ることって限られてくる。
消化の良いものをと焼き芋をグリルで温めなおしてやったり、レトルトだけどお粥を温め、その中に解した鮭を入れてあげたり。
座ってるのも辛そうにしていること多々で、自宅にいる時はずーっと横になったままだと言っていた。
歩く練習よりも座る練習からしないとダメやん…。
もうひとつ、背中が痛むと訴えてくる。
そこに湿布を貼ってくれと言われ、指定された場所はちょうど肝臓の裏側辺り。
その痛みももしかして肝臓からきてるのでは…。
酷く痛がることもあるのでマッサージしてやったりもした。
本人がそれで満足するんだから、それについてもこれ以上言うことはない。
本人がいよいよまずい、いよいよダメだと認識しない限りは。
最近の私、眠りが浅いというかなかなか寝付けないことが増えた。
唯一、訪問リハビリがある日だけはグッスリ眠れるかな?
四六時中、殿方に気を遣ってるのでストレスになってるんだろうと思うよ。
殿方が動くのが辛そうな時は、自分の身体が辛くても殿方の代わりに動いてやったりもしてるので、とにかく心身共に休まる暇がない。
いつ悪化するかとビクビクしている私がいる。
離れていたらいたで
『今頃倒れでもして意識不明になってるじゃ…』
なんて思ったりもする。
ほんと、罪作りな人だよ殿方は。
昨夜の晩御飯、殿方は焼き芋で、私はカップヌードルだった。
普段、カップラーメンは殆ど食べないのだけど、身体がどうしても辛い時用の非常食としてたまーに食べる程度。
ラーメン好きの殿方の前で食べるのは気が引けた。
絶対羨ましがられると思ったから。
そしたら案の定
殿方『美味そうだなぁ…』
と呟いていた。私は思わず
私『醤油味のカップヌードルがまだあるから、食べられると思うなら食べてみたら?』
と提案してみた。
すると殿方、即座に
殿方『いや、いいよ』
と切り返してきた。
食べたいけど食べられない、そんなとこなんだろう。
そんな思いをするくらいならさっさと治療を終わらせてまた美味しく食べられるようになればいいのにね。
何度も言うが、本人が治療に向き合わない限り、外野がとやかく言っても仕方ない。
治療するのは他でもない本人なんだから。
このまま死ぬまで好きなもの食べられなくてもいいならそのままでもいいんじゃない?
死期は間違いなく早まるけどね。
え?冷たいこと言うなよって?
私はもう十分やりました