『俺は奴隷ではない!』
とタンカを切った殿方、それに対して
『そういう言い方するなら二度と頼み事なんかしねぇわ!ボケェ!』
と静かな怒りを滲ませた私の後日談。
私の名誉を守る為にも再度書いておくが、そもそも『俺以外の他の誰かに頼み事をするくらいなら俺に言え』と再三再四に渡り私に言ってきてたのは殿方のほう。
とはいえ何でもかんでもお願いし顎でコキ使ってきた訳ではない私。私なりにやれることはやってきた。
いい感じでバランス取れてると、私は思ってた。けれどそう思ってたのはどうやら私だけのよう。
それならば、もう二度と私から頼み事はしないと固く心に誓った翌日のこと。
前回ブログでも触れたが、ロッテの『紗々』というチョコをボリボリ食べるようになった私だったが、そのことをチラッと殿方に話したことがあった。
私『これこれ、これが食べたかったんだけど(とロッテのHPを見せながら)〇〇スーパーには一種類しか売ってなくて、仕方なくヘルパーさんには一種類だけ買ってきてもらったんだよね~』
とね。
どうやらそれを覚えてた殿方は、冷戦状態に突入しバチバチに火花を散らしてる私の機嫌をどうにか取ろうとこう言ってきた。
殿方『(出掛ける用意をしながら唐突に)紗々っていうチョコが欲しいんだっけ?』
私『(きたきたご機嫌取り!)もう訪看さんに頼んでありますのでビシッ!』
殿方『………』
いつもこうやって殿方自ら私に聞いてくるのよ。だからいつもは『じゃあ〇〇お願いしようかな』と返事する。
自分からいつもそうやって聞いてくるくらいなので、聞かれる前に私から何かお願いしても嫌だと言われたことは一度も無い。
それを殿方が一方的に『アキはいつも俺をコキ使いやがって!』と脳内変換してたのでは堪らない。
でも日頃からそう思ってるから『奴隷』なんてワードがスルッと出てきたのよね?違うかな?
また、こんなこともあった。
冷戦状態にも関わらずこれまた唐突に殿方から『今日は風が強い一日だそうだよ』と私に話し掛けてきた。
私からしたら、こんな冷戦状態に何言ってんの?って話なのでそれを華麗にスルーしてやった。すると殿方…
殿方『(ボソボソと小声で)シカトかよ』
これにも私はムカついた。
というのも、殿方も私の問い掛けや話し掛けを頻繁にスルーする。
私が『ちょっと!聞いてんの!?』と言うと
殿方『(ニヤニヤ笑いながら)おらァ忙しいんだよ!』と言いながら手元にあるタブレットを一生懸命操作する。
しかも、テレビを点けてイヤホンで時代劇を堪能しながらだ。どちらか一方にすればいいのにね。
『せっかく2人でいるんだから何気ない会話も大事にしたい』そう思い、私から何気ない話題を振りまいては話し掛けるのに、それを殆どスルーするのは寧ろ殿方のほう。
殿方は気が向いた時or機嫌が良い時だけ返事する。
にも関わらず、私がスルーするとこの言われよう。
『お前なんていつもスルーしてるじゃないか!』
と喉元まで出かかったけど、こんなのもう相手していられないと無言を貫き通したよw
こうやって書いてるとバカバカしくて情けなくなってくる。
前期高齢者に片足突っ込んでるジジィとアラ皮膚BBAの私との下らないやり取り。
こういう冷戦状態に敏感な我が愛しの坊ちゃん(ミニチュアダックス17歳♂)はさぞかし『またやってるよ…ヤレヤレ』と思っていることだろう。
話を冒頭の続きに戻す。
そのまた翌日。それまで全く会話も無かったのに性懲りも無く
殿方『〇〇コンビニに行くけど何か欲しいものある?』
と聞いてきた。その様子は
殿方の心の声『今日こそは何か頼み事あるだろう?wktk』
というのがダダ漏れだったんだw
元来、殿方のスタンスとしては
『俺はこんなにポンコツだけれども、病気で辛い思いをしているアキの役に、少しでも立ちたい』
なのだよね。だから毎回こうして聞いてくる。
しかし今回ばかりは『しまった!』と思った。何故ならタバコが残り少なかったのに訪看さんにお願いするのをスッカリ忘れて週末を迎えたからだった。
長くなったので次回。