令和の今、60代の人はどんな生活なのでしょう。
一般的には、満65歳で第二定年を迎え
夫婦二人のサラリーマン家庭だと、年金もまずまずあるので
その時点でリタイアするケースが多いのかもしれません。
ただ、単身者になってしまったりして
経済的に若干の不安がある場合には、就業しているかも。
この表によれば、貯蓄が3,000万円以上ある家庭が
ざくっと全体の二割ほどのようです。
上場企業に勤務していたのであれば、退職金が
2,000~2,500万円といわれているので、まあまあそうかと。
よく耳にする話では、夫婦で教師など公務員だった場合
一人分の給与で充分生活できるので
まるまる一人分が貯蓄にまわる、、というほどでなくても
(例:年収600万×10年でも6,000万円が貯蓄に・・・)
そこそこの蓄財ができてしまう、、というのが現状でしょう。
で、2,000~3,000万円が8%くらいで
1,000~2,000万円が6%くらいなので、合わせて約14%なので
全体の三割ほどの家庭は1,000万円以上の貯蓄があるようです。
逆に、1,000万円以下=あっても数百万という家庭が
全体の七割ほどで、全体の二割ほどは貯蓄ナシの家庭。
こうみてくると、やはり「格差社会」であるのかもしれません。
我々、昭和世代の感覚では「日本人は一億総中流」であって
そんなに貧富の差を感じないハズだったのですが
実態では、やはりずいぶん格差ができてしまったようです。
老人初心者の実感を言えば、貯蓄が2,000~3,000万円あれば
たとえ、不運にも単身者になって「年金が半減してしまって」
具体的に「一か月あたり15万円程度の年金額」でも
あまり不安を感じることなく生活できるように思います。
逆に、年金が「一か月あたり15万円しかなく」て
貯蓄がない場合には、ずいぶん不安になると感じます。
なので、たとえ「月10万円」程度のアルバイトでも
収入があると、安心感は格段に上がります。
ちまたの、あらゆる職場(例えば牛丼屋とか何とか・・)には
老人があふれています。
かつては、若い大学生たちの主なアルバイト先であった職場が
いまやオバアサンやオジイサンにとってかわられています。
あの表を見ると、「なるほどな」と納得です。