長らく男性脳と女性脳ではずいぶん違うと言われてきましたが
最近の研究では、一部「男女間」で差がある分野はあるものの
実際には「男女間」よりも「個人間」での差が大きいことが
データによって解明されつつあるようです。
明らかに「男性脳」「女性脳」で差が認められるのは
「空間把握能力」とか「乱暴な動作」とか、「物への関心」と
「人への関心」の差とか「協調性」などのようです。
これらは、日常の生活の中で実感することも多々あります。
男性が得意とする特徴的なことで顕著なのは
「地図を見ただけで100km先とか200km先の目的地に行く」
など、地図を見ただけでイメージできる能力があります。
行ったこともない地方の目的地に、地図を見ただけで行くことは
男性にとって面白くて楽しいことでもあります。
逆に、男性には魔法か手品のように感じてしまうのが
「部屋の中でスマホをどこに置き忘れたかさっぱり分からない」
とか「鍵をどこに置いたか覚えがない」などの場合
女性はなんなく探し当てたりします。これは男には無理です。
このような「男女間で全く違う特技」はけっこうあります。
車を運転していて、突然危険な車が現れた場合
瞬時にクラクションを鳴らす人がいますが、男の場合は
瞬間的にハンドル操作なりで危険を回避しようとするので
「クラクションを鳴らす」という行為は至難の業です。
かつ「クラクションを鳴らす」=「ケンカを売る」行為なので
相手の正体が不明な時点でケンカを売ることはリスキーなので
できれば避けたい行為です。
男の場合、できる限り「無駄な戦いは避けたい」のです。
戦う場合は、ほぼ「全面的な戦争」になってしまうので
その覚悟がない場合は「宣戦布告」にならないようにします。
この点は、男と女が決定的に違う部分です。
(ただ、男の中でも個人差(世代差も)は大きい・・)
少々「ムッとする」ことがあったにしても
相手が危険な人物であるかもしれない、ということを想定し
その場面に合った落としどころに着地させます。
また、対面した場合には「その人物がどのくらいか」を
初対面でも瞬時に察知するのが男の特徴でしょう。
ただ、やはり個人差は大きいと思います。
中高生はやたらと「怖いもの知らず」の場合が多いのですが
これは明らかに実戦の経験不足です。
近年では、大人になっても「実戦不足」であることが多く
昭和の危険な時代に実戦経験を積んできた人々からすると
ずいぶん女性的で危険だなあ、という印象かと思います。
お前、それ、宣戦布告だけど、、 いいの???
と、半ばあきれるような場面にもよく遭遇します。
相手によっては、ちょっとした行為やちょっとした態度や
ちょっとした「言葉の選び方の間違い」が
取り返しのつかない「全面戦争の宣戦布告」になります。
この場合は、戦国モノのドラマでよくあるように
それなりの「手打ち」をしなければなりません。
今の時代、まずはその「手打ち」自体の勉強が必要な人たちが
ずいぶん多いように感じています。