今、注目の陸上養殖について | 加藤雅彦のブログ

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現在、六次産業化プランナーとして各地を回ってます。主に水産業の販促やブランディング戦略等を生産者の皆様と行っています!
メディア等にも色々と登場させて頂いたお話等をご紹介させて頂ければと思いブログを始めました。

今後の漁業のトレンドに?

 

今まで全国の漁業現場を見て来ました。

 

漁船漁業(獲る漁業)、養殖業(育てる漁業)

様々な現場です。

 

もう10年以上前から魚離れって言われていますよね。

 

この原因には様々な要因があると思いますが

その一つの大きな要因に魚が獲れなくなった事があります。

 

それでは、なぜ獲れなくなったのでしょうか?

 

その原因の一つが乱獲です。

 

昨年、秋田県でハタハタがほとんど獲れず

冬の風物詩 しょっつる鍋 が提供出来ずに

困っているというNEWSが出ていました。

 

ハタハタは30年程前にも一度禁漁になった事がありますが

禁漁の結果、ハタハタの漁獲量は劇的に改善し

20年程前には毎冬、豊漁となるほどでした。

 

豊漁になれば当然取引相場は下がります。

その価格はどんどん下がり続け

最後は飼料用価格にまで下がってしまうのです。

 

「なぜ、そこまでして?」と思いませんか?

 

答えは簡単です。

 

量が多いのでそれなりの収入になるからです。

 

タコはお腹がすくと自分の足を食べる?

という話を聞いた事がある方もいらっしゃると思いますが・・・

 

まさにタコが自分の身体を食べて命をつなごうとしている様なものです。

 

こうした乱獲が水揚げ量が激減した理由の一つです。

 

そしてもう一つの原因が環境変化によるものです。

 

主な変化は海水温上昇です。

 

鮭が獲れなくなった理由はこれが大きな原因とされています。

 

魚が獲れなくなると・・・

 

魚が獲れなくなると・・・

当然ですが、相場は上がります。

 

この負のスパイラルが魚離れの大きな原因であると考えています。

 

 

 

寿司ネタ需要は爆上がり⁉

一方で回転すしの急成長により寿司ネタ需要は爆上がりです。

 

その中でも人気が高いのがマグロサーモンです。

 

マグロは天然マグロがかなりありますが

サーモンに関してはほぼ100%が養殖です。

 

 

 

今現在の日本のサーモン市場の現状は?

 

約65%が輸入品です。

 

主な輸入先はチリとノルウェーです。

 

このチリ産サーモンとノルウェー産サーモンに

大きな流れの変化が現れました。

 

 

 

そのきっかけは?

 

この続きは次回のblogで書かせて頂きます。