ビジネスで最も重要な要素
商品 についてお話させて頂きます。
以前のブログで書いた
事業計画を立てる6つの要素
１：商品力
２：顧客
３：競合他社
４：収益性
５：タイミング
６：メッセージ
この第1弾です。
以前のブログはこちらです
↓ ↓ ↓ ↓
起業する前に必ずチェックした方が良いよ！！ | 加藤雅彦のブログ (ameblo.jp)
何を販売するのか？
とても重要ですよね！
だって売る物が無ければ
換金出来ない訳ですから・・・
それでは何を販売しようか？と考えあなた！！
直ぐにこれは絶対売れる！
そんな商品を持っているのなら
今すぐに起業するか？すでに大儲けしている事と思います。
でも、現実にはそうした商品がないから
売上が上がらない！、起業したくても出来ない！
そんな状況ではないか？と思います。
しかし、黙っていても売れ続ける商品なんて
現在の様に物が溢れる時代にそれを独占するなんて
宝くじの1等を引くより難しいんじゃないでしょうか？
私が常々、すごいなぁ～と感じている商品があります。
それは・・・
伊勢の名物～赤福餅はえじゃないか～♬ です。
誰もが一度は食べた事があるんじゃないでしょうか？
ちなみに江戸時代から続く【お伊勢参り】のお土産物ですね。
ちなみに・・・
詳しい事は分かりませんが
基本の素材はあんこ（小豆）と御餅（もち米）
それに付随する砂糖などの調味料程度
必要な材料はごく僅か
それにもかかわらず・・・
全国の百貨店やお土産物売り場で販売され
日本人のほとんどが知っている！
本当にスゴイ事です。
私の前職は魚屋だったのですが・・・
儲けられる店と儲けられない店の
決定的な違いはなんだと思いますか？
それはロス率です！
最近、メディアでよく取りあげられている企業に
角上魚類という会社があります。
この会社の売りはロス率０，０５％というのが売りです！
最近はSDGｓの観点からも
いかに食品ロスを出さないか？が問われますが・・・
食品ロスを出さない最も効果的な方法は
全てを売り切ってしまう！
これに尽きます！
この会社の売りは元々新潟県の産地仲買さんのお店だという事です。
産地の会社が魚屋を運営しているから
安くて、新鮮！
その上ロスを出さないから儲けられるので
低価格で販売が可能になっている！
これが売りです！
でも、考えて見て下さい！
おそらく商品自体は他のお店と大差ないはずです。
しかし、産地のプロの仲買の目利きで仕入、販売する。
また、朝からは丸のまま陳列し
お客様の要望に応じ調理してお渡しする。
しかし、お昼くらいになると
切り身にしたり、お刺身やお寿司に商品を
変化させて行き、夕方になると
惣菜として煮魚、焼き魚、揚げ物に変えて行きます。
角上魚類はこうした一連のオペレーションも含めて
商品なんです。
でも、こうした事は角上魚類さんだけのノウハウではなく
儲けている魚屋ではごく当たり前の事なんです！
ちなみに私は百貨店の魚屋でしたが
やっていたことはほぼ同じでした。
夕方6時くらいに来店されても
ほとんどの商品は売り切れ状態でした。
今、売れない！とお嘆きの方や
これから起業を目指し何を商品にしようか？と
考えておられる方は
少し見方を変えてみませんか？
例えば今、実際に商品を販売している方。
その商品を定期的に買いに来て下さるお客様は誰ですか？
出来れば個人名で答えて下さい！
B to Bで販売されている方なら企業名やお店名で！
そして○○様という個人名が出て来たら
そのお客様はなぜ、リピーターになっているのか？を
考えて見て下さい！
すると、支持されている理由が見えてくるはずです！
そうすると次考えるのは
この支持してくれているお客様（ヘビーユーザーなら完璧）
はどういうカテゴリーのお客様なのか？を
考えて見て下さい！
例えば毎日夕方になると惣菜を買いに来られるお客様がいます。
この人と色々話してみるのです。
すると・・・
「一人暮らしなので1匹まるごとは要らないし
調理をするのが面倒だし
プロが作ってくれた出来立ての方が
自分で作るより美味しいから・・・」
なんて話が聞けるものです。
こうした一人暮らしの高齢者が多い事が分かれば
夕方はこうした商品ラインアップを充実させ
「出来立てで～す！」とアピールすれば
簡単に売れますよね！
これが第２の項目 顧客 です。
こんな風に考えれば
赤福餅の様な唯一無二の商品を持たなくても
全然大丈夫です！
ちょっと参考になりましたか？
参考になったという方やご意見、ご質問がある方は
是非、コメント欄にメッセージをお願い致します。
それでは次回の投稿まで！