忙しさ極まりない2日間の母校の錬成会 その2 | 青木瑛の書道日記

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 18時


 お待ちかねの夕食。


 今年も


 いつも通りの美味しいメニューかなぁと


 思いきや。


 ガッツリ感MAXの夕食


 から揚げはじめ揚げたて串カツ


 刺身などなど。


 でも、毎年楽しみなのが


 グラタンのパイ包み焼きで


 栃木特産の湯葉入り。


 ソースもあっさり仕上げなので美味しい。


 実を言うと、これ、大きくして欲しいんだよね。


 美味しく頂戴しました。



 19時 制作再開。


 その頃に、後輩OBのA君が


 大学帰り?に寄ってくれました。


 今年もOBが何かやれと言う事で


 OB6人による参考揮毫をやりました。


 揮毫の前に


 今回は、私が淡墨の作り方講座をやりました。


 油煙墨と松煙墨の違い


 紙との相性 などを


 実演をしながら、齋藤部長が補足説明などを


 して頂きました。


 固形墨を磨って書くことが殆どない現役達。


 私が用意した紙3種。


 紙の手触りを体感してもらい


 淡墨で十文字を描き、線の重なりを


 見てもらった。


 これは、「淡墨は補筆できないんだよ」という


 注意も兼ねて。


 墨の混ぜ方も参考になればと


 滲まない特殊油煙墨も混ぜて書いて見せました。


 その後、乾いたものを見てもらったが


 立体感ある墨色に部員はため息。

 


 感想を聞いたら


 「やってみたい」との声が多くあったことは


 嬉しく、やって良かったと実感。



 その後、参考揮毫開始。


 いつもは合作をやるのですが


 今回は、個別でやる事に。


 A君は、木簡の臨書


 S君は、告身帖の臨書


 N君は、仮名(書統を参考に)


 K君は、自作の詩と漢字2字


 U君は、ふなっしーの歌


 

 OB一番老体の私ですが


 いつも言いだしっぺで申し訳ないので2点


 鄭長猷造像記を一行で臨書


 生徒が書いていた二階堂和美さんの


 「いのちの記憶」の一節を


 淡墨講座で作った青墨を


 小さめの羊毛長鋒で横書き。


 今思えば、下野の書展の作品


 この色合いでやればと反省。


 (作品は決まったんですよ)



 カメラマン役をやってくれた

 

 現役部員Aは、女篠山紀信に


 なってました。(笑)


 

 私の揮毫が終わって


 終わりで良いかなと思いましたが


 先生にムチャ振りして


 私が磨った淡墨が残っていたので


 土門拳の言葉「強くやさしく」と一行で。



 やって頂いてよかったと思います。


 その後、先生は墨が気になったのか


 直ぐに私の元へ来ました。


 ただ一言「良い墨だな」


 そりゃそうですよ。


 鈴鹿の伊藤亀堂先生渾身の一品


 亀堂作松煙墨 ですので。



 

 その後、私が尊敬してやまない


 1年先輩で僧侶をされているAさんが到着。


 齋藤部長も逢いたかったようで


 良い時間を過ごすことが出来ました。


 

 

 その後2時間、黙々と制作。


 漢字仮名交じりの書を


 果敢に挑戦。



 時間はあっという間に過ぎ


 恒例の花火。


 今回は、S君が用意してくれ


 皆、制作から解放され夢中。



 その後、反省会を行い、お風呂へ。


 入浴時間は過ぎていたのですが


 若女将さんは分かっているので


 「電気の消し忘れだけ気を付けて」と言う事で


 ゆっくり露天風呂に浸かる事が出来ました。



 この後の雑談は・・・・・・


 あまりの疲労に遠慮させて頂きました。



 そんなこんなで一日目の夜は


 更けて行ったのでした。