秋篠寺 | よしやんのブログ

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法隆寺は奇跡の寺。謎の寺。不思議がいっぱい。
この寺と斑鳩の自然、文化遺産を後世に伝えたい。

今回は秋篠寺の會津八一歌碑です。

生駒山の落日

(生駒山は近畿の中心にあたり、近畿一円にテレビなどの電波を流しているため、山頂には電波塔がたくさんある)

 

あきしのの みてらを いでて かえりみる いこまがたけに ひは おちんとす 

      (八一、または秋艸道人)

 

(歌意)秋篠寺を出て、振り返ってみると、生駒山に日が落ちようとしている。

 

(注)生駒山とは、會津八一は自註鹿鳴集に次のように解説しています。「大和と摂津の境にあり。高き山にはあらねど、姿よろし。新古今集に載せたる西行(1118~1190)の歌に

 <秋篠や外山の里やしぐるらん生駒の岳に雲のかかれる>

 といふは、よく実際の景致をとらえたり」。

 本堂

 

秋篠寺(本堂は国宝)の、本尊は薬師如来像。これ以外にも、多くの仏像があります。

本尊

 

なかでも重文の伎芸天(下)が知られています。美しく魅力のつきないこの像にあこがれ、わざわざ遠くから来られる人(女性が多い)がひきも切らないといわれています。私も先日行って、久しぶりに伎芸天にご対面しましたが、しばらく動けないくらい感動しました。

ほかに1年に1回しか公開しない大元帥明王(だいげんみょうおう、重文)があります。もの凄い憤怒の形相で胸、臂、腕、腰、足首に蛇を巻き付けています。2年前拝観した会員のKさんは2時間半並んだといってます(特別公開日は6月6日)。

 

大元帥明王と顔のアップ(上) 下は大元堂

 

 

十一面観音(左)と救脱(ぐだつ)菩薩像

 

また秋篠寺は苔が有名で、ブロ友のSさんは3年前、苔を見るためにいったということです。

 

東門

 

南門(ここをはいった左に八一の歌碑があります)

 

十三社、春日大社をはじめ十三の神社が横に並べられている。昔の神仏習合の現れ。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。