かんぴょう干し作業 | かんぴょうブログ

かんぴょうブログ

栃木県でかんぴょうの卸売問屋をしています。

一個一個 ひも状に剥いて 約2mに切り揃えた夕顔の実

 

ハウス内に運び 2本の竿に一本一本並べて干し作業に入ります

 

天候により 晴の日は多く18~20本  曇り日 12~15本掛け並べます

朝7時頃 竿に掛け並べたかんぴょう(夕顔の実)

 

今日は曇りだったので 乾きやすい様に12本ずつ干しました

 

太陽が出ないので 8時頃ボイラーに点火し温風を通し扇風機を回します

 

12時頃には薄日が差すようになり 温度も上がったのでボイラーの火を止め

予想より早めに乾き始めました

 

正午頃 半乾きになったかんぴょう

 

この後 「すそ分け」作業が有ります

「すそ分け」・・並べて吊るした干瓢どうしがその糖分で

         風等でゆられ 裾がくっついてしまう事が有ります

         完全に乾いてからでは剥がれないので

         半乾きのこの時刻に くっついた干瓢を剥がす作業

 

朝早くから仕事をしているので 昼寝をしたいのですが出来ません

 

今日の天気は”めっけもの”でした

予報に反して 太陽も顔を出しております

午後3時頃には カリカリに乾燥しました

 

今はビニールハウス内に干すので 突然の雨でも取り込まずに済みますが

それが無い時代には 黒い雲が出てにわか雨などが来そうになると

雨に打たれたかんぴょうは 格落ちかダメになってしまうので

家族総出で 一斉に屋根のある建物に運び込まなければなりませんでした

 

保存料(二酸化イオウ)で燻蒸する場合は 陽が落ちてから

燻蒸小屋に運びその作業をします

 

かんぴょうは1日半干して製品になります

 

弊社では「無漂白かんぴょう」(自然色かんぴょう)を作っておりますが

今日は完全乾燥したので カビる心配はありません

このまま明朝までハウス内に干しておきます

 

途中で雨が降ったり 湿気が多い時は完全乾燥させるまで

ボイラー焚き 熱風を当て乾燥させなければなりません

 

昨年も夜9時まで13時間ボイラーを焚き通して 乾燥させた事があります