認識のメタファーは、新しい認識を創り出すのを助けることをします。
中国の思想家荘子が友人の恵子に話しかけます。
口論の後に恵子は言いました。
「君の言葉は役に立たない」と。
荘子は言いました。
「しかしだ、何が役立つかについて語る前に、役に立たないということを君は理解しなければならないよ。
地球は広大だ。
しかし、ひとりの人間は足を置く領域以上にそれを役立てはしない。
けれども、もし君が地下世界に到達するまで彼の足元の周りから地球全部を掘り起こしたなら、その男はそれを役立てることが出来るだろうか?」
「いや、役立てないだろう」
と恵子は言いました。
「では、明らかだろう。役立たないことにも訳があるのだ」
と荘子は言いました。