中高6年間で公式戦出場無し
— 柴村和樹 (@0827shibamura) 2024年3月4日
大学3年生でトップチームに入って活躍してプロへ pic.twitter.com/V442Tx7CZB
こんな記事をX(旧Twitter)で発見。
中高6年間公式戦出場無しだった水口選手が、大学で活躍してプロになったって話。
これを引用して、これは決して美談では無く、中高6年間で公戦出場無しなんて異常な事です。って意見を読み、うん、それはそうだよなって思ったんですが………。
う~ん………こんな事ってあるかな?
記事を見ると、サラっと中高6年間公式戦出場無しって書いてるだけ。
で、この選手の経歴を調べてみると
コンサドーレ札幌U12
コンサドーレ札幌U15
履正社高校
IPU環太平洋大
詳しい事はわからないので、本当に申し訳ないのですが、もしこの経歴で、中高6年間公式戦出場無しだとしたら、これはかなりのレアケースなんじゃないでしょうか。
何度も書いてるように、日本は補欠を良しとする国だからね。
中高6年間で公式戦出場無しって、そんな事あって欲しく無いけど、実際あると思うんです。
例えば公立の学校の部活でサッカーを6年間やったとして。
東京ではそんなに強く無い学校だった場合、試合の数がかなり少ない気がします。
さらにある程度強い学校であれば、特に高校はBチームCチームでそれぞれリーグ戦に参加してるけど、Bチームが無い学校で、更にリーグ戦の試合数も少ないとなると、出場できない選手も出てきてしまうのかもしれない。
勿論そんな事あって欲しくないけど。
あと下の方のリーグ戦は、そもそも公式戦とは言わないって事もあるかな??
または、先にも書いたけど、ある程度強い高校であればBチーム、Cチーム、場合によってはもっと沢山のチームでリーグ戦に参加しています。
試合の結果でリーグ戦の昇降格がかかってたりするから、沢山リーグ戦に参加してても、試合に出れない選手がでてしまってる可能性はある。
これも勿論あって欲しく無い事だけど。
で、話は戻って水口選手の話。
例えば大きなケガをしてしまったとか、理不尽な指導者に干されてしまったとか、すごく特殊な事が無い限り、あり得ない話なのかな…と。
ちょっとこの新聞記事は、盛り過ぎ?って気がしちゃうんですけど………どう思います?
勿論、水口選手の頑張りは本当にすごいと思いますし、プロ入りを勝ち取ったのは、とても立派だと思いますけど。
この記事を読んで、公式戦出場無しだったのに、頑張ってプロになりました!すごい!
だけじゃ無くて、
公式戦出場無しなんて本当に?そんな事ある?
って疑うだけでも無くて、
サッカー好きで、サッカーしたい!
だから、サッカー部に入って練習頑張って、学生生活の殆どをサッカーに捧げて、
それでも試合に出場するのって難しい現状。
そこには部員数の問題や、指導者の問題。
部活が学校の収益にとって、重要になってしまっている問題があるって事。
そんな事を考えるきっかけになって欲しい。
出場無しは、勿論ダメだし、出場1試合?2試合?3試合ならOK?いやいや、サッカーやりたくてサッカー部入ってるんだから、沢山公式戦出場させましょうよ。
それが出来ないなら、仕組みを変えていかないと。
さらに3種では、公式戦出場無しって子が結構沢山いると思うんですよね。
間違っても中高6年間公式戦出場無しでも、諦めずに頑張り続ければプロになれる。
だから、補欠には意味がある。
この経験は必要なんだ!
なんてトンチンカンな事を思う人が出てこないといいなって、強く思います。
補欠に耐えて、それでも頑張り続けた経験は、すごく立派。
でも補欠を作って、試合に出さない事は、立派でもなんでもない。
ただ試合に出たって上手くならない?
そんな事関係ない。
試合に出て、勝ちたいと思って、だから練習して、また試合する。
こんな当たり前の事が、当たり前にできる環境を作ってあげる事が、大事だと思いますよ。