気が付けばもう2月も終わろうとしていますね。
すっかりブログから遠ざかってしまってました。
先日X(旧Twitter)で見かけたんですが、
「小学5年生の男の子なんですが、今からサッカー始めるのは遅いでしょうか?」
という問いかけがあったんです。
結論から言うと、サッカー始めるのに、いつから始めたって遅いなんて事は無い!これが正解!!
でもね、実際にはもしかしたら、それなりに苦しい思いをするかもしれない。
そこで私たち親子の体験を、改めて書いてみようと思ったのですが…。
うちの息子くんは、小学校2年生の5月にサッカーをはじめました。
あんまり運動が得意なタイプでは無かったんだけど、
サッカーやってみる?って言ったら、
「やってみたい…」
って事で、地元のサッカーチームに入る事に。
私も息子くんにはサッカーやって欲しいって思ってたし、もともとこのチームの前身のチームに小学生の頃入っていたのもあって、迷わず決断。
まぁはじめての練習では、衝撃を受けました。
息子くんと同学年の子ども達が、とんでもなく上手い。
息子くんは、当然はじめてだから教えて貰いながら練習するんだけど、これがとんでもなく下手…。
目黒区でも1、2を争う強豪チームっていうのもあったけど、イマドキの小学生って、こんなにサッカー上手いんだ!って本当にびっくりしましたね。
息子くんは、これでもかってぐらい何もできず、これはさすがに辞めたいって言うかな?って思ったけど、同じ小学校の友達が何人かいたってのもあったのかな?辞めたいとは1度も言わなかったんですよね。
よっぽどサッカー好きだったのかな??
そこから親子で朝練したりする日々が始まり、なんとか練習についていけるようになって。
でもやっぱり、チームメイトとの差は、中々縮まりません。
試合にはちょこちょこ出して貰えてたけど、これからどんどん出場時間に差がついて来るって、情報も入って来る。
そんな時、上手な子のお父さんとお話したら、チームとは別にスクールに通ってるって聞いて、これまたびっくり。
でも確かに、このままチーム練習だけでは、みんなとの差は縮まらない。
何よりドリブルが全然できない。
スクールなんて、サッカーの才能がある子が、さらに上手くなる為に通う所って思ってたけど、これからのサッカー生活を楽しいものにするために、我が家も思いきって通わせる事にしたんです。
息子くんは、そこで爆発的に成長して見事にレギュラーを獲得!
とはね…ご存じのとおりならず。
でもゆーっくりコツコツ、確実に成長していったんじゃ無いかと思ってます。
とにかく練習も大好きで、練習を嫌がったりした事は一度も無かったんですよね。
でも息子くんは、試合には出られませんでした。
特に小学生の頃は、ずっとベンチで1日全く試合に出ずに帰ってくる事もあったし、出ても大量リードで勝ってる試合の残り1、2分とか………あーっ思い出すと今も苦しくなってきちゃう。
でもだからと言って、もっと早くからサッカーを始めてたら…とは実は思わなかったんです。
サッカー大好きで、ずっと大好きなまま続けて来れたし、その中でやれる事はやって来たと思っているので。
でも、小学5年生から、全くの未経験でサッカー始めたいって子がいたら、やっぱり心配になってしまいます。
その子がすごく足が速かったり、運動神経が良かったり、身体が大きかったりすれば、心配いらないかもしれない。
でも息子くんのように、ただサッカー好き。楽しそうだからやってみたいって子だったら、果たしてちゃんと楽しんで続ける事ができるのかな?
勝利至上主義、補欠をよしとする日本では、難しいと思ってしまうんですよね。
本来なら、いつから始めたって、サッカーを楽しむことはできる。
だってドングリクンパパさんだって、未経験から大人になってから子どもと一緒にサッカー始めて、とてもサッカー楽しんでるもんね。
だから余計に学生のスポーツにおいても、しっかりそのスポーツを楽しめる環境を作って欲しい。
学生時代のかけがえのない友達と、大好きなサッカーをしてるんだから、試合に出れない悔しさや、劣等感なんて無くていいじゃないですか。
試合で勝ってみんなで喜んで、負けておもいっきり悔しい思いをして。
それって試合に出てないと経験出来ない。
どんな選手だって、試合に出ない限り、ゴールを決めたり、アシストしたり、いいドリブルで相手を抜いたり、相手の決定機を阻止したり…活躍する事は出来ない。
例えメッシでも、試合にでなきゃ活躍できない。
そんなの当たり前。
でも試合に出れば、活躍する可能性があるんですよ。
試合に出れさえすればね。
別に外野が選手の活躍を賞賛しなくたっていい。
その選手がサッカーをおもいっきり経験できれば。
そもそもサッカーって、試合する事でしょ?
どんな年齢から始めてもサッカーが楽しめる環境作り。
これってワールドカップで優勝する事より、大事な事なんじゃないかな。