この作品は、圧倒的に内容が良く
特に、
表現する事に人生をかける人に
表現することをあきらめた人に
とてつもなく深く刺さります
それぞれ方法は違っても
目にしたもの全てに感情を乗せて
何かを生み出していく 表現
音楽を作り
文章を書き
絵を描いて
歌を唄い
舞台で踊る
どうしてつくりたいのか?
どうして表現するのか?
何のために
どうして、
誰かに何かを伝えたいのか?
その答えを主人公が口にします
自分の音で
自分の言葉で
自分の色で
自分の声で
自分の動きで
誰かの心を動かしたいから
表現する理由はそこにあります
たとえどんな状況下でも
誰かの心を捉え
誰かを振り向かせる戦いだろうと
自分の生み出すもの一つで立ち向かっていく。その姿はとても美しい
評価される人とされない人に
分けられる世界に立って
生み出す事を必死に続けても
何者になれるとは限らない
たとえ続けていけなくなっても
その時間は無意味ではなかった
表現したい、作りたいと願った
その想いを誇って欲しい
つたない音で
つたない文で
つたない色で
つたない歌で
つたない動きで
何の忖度もなく、
世界に自分の作品を届けていく
それが物をつくること
表現をすること と
僕はそれを応援したいんだ と
熱く訴えかけてきた作品
2回鑑賞して、気づいたら
ボロボロ泣いている作品
誰かに何かを伝えたい
誰かに届いて欲しい、
気持ちとリンクした作品でした