映画「オペラ座の怪人」ただ1人君だけが僕の歌に翼を与えてくれた | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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劇場公開日:2024年6月14日 141分
 
19世紀パリ・オペラ座
仮面をつけた謎の怪人・ファントムが若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに音楽の手ほどきをし、彼女はファントムを“音楽の天使”と信じて
プリマドンナへと成長する…



おはようございます

早いもので、月末になりました




再上映が始まった6月14日から3回

オペラ座の怪人に足を運びました




先週、MET「蝶々夫人」鑑賞の際、オペラ歌手の声量のある力強い歌声も聞いたのですが↓彼女の歌が忘れられない



若く美しいクリスティーヌ

惹きつけられたのは可憐な歌声




声量は控え目ですが、透明度が高く

鈴の音のような綺麗な声質。そして麗しい佇まいと目を見張る肌の美しさ



大画面で観ると写真の何倍も

透明感に満ちて輝いていました



劇団四季がオペラ座の怪人を

横浜で公演中ですね、行けないので

映画版のこの作品でウェバー氏の曲を繰り返し聴いて満足しています



全編に渡る楽曲は甲乙つけがたいのですが、私はマスカレード(仮面舞踏会)の楽曲に身体が震えます↓ここ




もちろん、冒頭のパイプオルガンの

荘厳な旋律はオペラ座と言えば…で

あのペダルトーンがあるからこそ

音楽に厚みと深みが増しています



音楽以外での感想ですと、



「私に声を与えてくれた人」と

ファントムを慕いながらも

侯爵と婚約したクリスティーヌ



怪人ファントムが怒りを募らせ


「僕が(クリスティーヌに)歌を教えた(育てた…)」と当初は

見返りを求める愛、執着の愛で

縛ろうとしたけれど



ラストでは 「ただ1人

君だけが僕の歌に翼を与えてくれた」


「クリスティーヌ、君を愛している」


「2度と戻って来るな」と尊重する形に愛が変化した所に涙しました。



本当に何度でも観たい作品です。