映画「あんのこと」元凶は母親 | 私の5 室は映画館・映画レビュー

私の5 室は映画館・映画レビュー

映画のあらすじと、受けた印象を綴っています。ネタバレする時はお知らせします。読んで下さるだけで励みになります。フォロー申請は慎重に!!出入りを繰り返したりビジネス目的での申請はご遠慮願います


    



劇場公開日:2024年6月7日 113分

 ⚠ネタバレが気になる方へ

読む場合は自己責任でお願いします 





以下、映画ドットコムより





売春や麻薬の常習犯である21歳の香川杏はホステスの母親と足の悪い祖母と3人で暮らしている




子どもの頃から酔った母親(河井青葉)に殴られて育った彼女は、小学4年生から不登校となり

12歳の時母親の紹介で初めて体を売った





人情味あふれる刑事・多々羅(佐藤二朗)との出会いをきっかけに更生の道を歩み出した杏は、多々羅や彼の友人であるジャーナリスト・桐野(稲垣吾郎)の助けを借りながら、新たな仕事や住まいを探し始める。




しかし突然のコロナ禍によって3人はすれ違い、それぞれが孤独と不安に直面していく。



こちらでは2箇所でしか上映がなく

実話 が元になっていると

最初にテロップが入りました



題材が重く、気が滅入るうえ

書くのも難しいだろう

かつ、上映館まで遠征が必要。


それでも河合優実さんがどう役作りをしてくるか、どう演じるか、確かめたくて鑑賞しました



 感想



主演の河合優実さんが↓

ガリガリの体で、眼の下にくまを作り

ノーメイクで、生きる事を諦めている

そんな役作りでした






小学生の時家に食べる物がなくて

毎日スーパーを移動しては

食料品を万引きしてお腹を満たし



その噂が学校中に広まって

小学4年生から学校にいかなくなり

12歳で母親に売春を強要され

16歳の時ヤクザに覚醒剤を勧められ

ジャブ漬の20歳の女の子の地獄の日常



しかし、それでも警察に捕まって

刑事(佐藤二朗)と

ジャーナリスト(稲垣吾郎)と出会い

必死に更生しようと頑張りはじめるが



元凶の母親から、逃げられない



シェルターに逃げようと

全うに働こうと、学校に通おうと

ささやかな生きる意味と

幸せを見つけようとも



全てを母親に破壊されてしまった



これからも生きている限り

母親によって、

彼女は心と体を殺され続けるだろう



あきらめたのか

無気力になったのか

いや、どうでもよくなったのか

もう何も考えなかったのかな



最後の結末からそう思いました

題材は、毒親からの虐待

ヤングケアラー、育児放棄です



鑑賞には、覚悟が必要な作品です