映画「ボーは恐れている」条件付の愛 | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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ひと月以上前(2/24)に鑑賞した

ボーはおそれている の記録です


  感想



いくつかの場面から
成り立っている作品でした


①冒頭は、暴力に満ちたカオスな世界
②目覚めたら、軟禁状態で混乱
③脱出した先の森で、混乱
④実家に戻り知る、衝撃の事実


軽い気持ちで鑑賞した私は
衝撃でふらつきながら帰る羽目になった
アリ・アスター監督作品


一番の衝撃は、冒頭から
信じられない程、暴力的な世界が
広がっていること


これがボーの主観で、みている世界
言うなら、世の中が、このようにしか見えていないという事


スピリチュアル界では、2019年から2020年に変わる時、次元が変わるとか、生きる世界が変わると言われてましたね


今ならわかります
精神の、心のあり方で体感する世界が、これほど違うのですねと


ボーが、被害妄想や神経症を引き起こしているのがなぜか?を



監督が一般の人には、わかりにくく描いた作品でして、席を立つ人「意味がわからない」とレビューが上がるのもわかる


わかる人には、アリアスター監督が、母親への確執を映画に投影したかったように見えますよね、母親の影響はこれほどなんですね


ボーが、気が弱く、自信がなく、不安や恐怖が強い理由が、過剰な母親によるコントロールだったのです


本当に子育ては責任重大ですね
子供の事を心配してばかりだった私
その思考が、娘の無意識下で人生への基本的な態度を決めていない事を、祈りたいです


ちなみに、大学生の頃の衝撃作品、
「トゥルーマン・ショー」(98)


皆がグルになっていて、自分の生活が
全て覗かれ?見られていた
暮らす町は巨大なセット、
住人も、妻、親友全員が俳優という作品がありましたが、それ以上の事を母親がしていたという衝撃


母性とは何でしょうね
考察しがいのある作品でした。