無庵日録 (1027) (続)バッハと私 | 日々新面目あるへし

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ブログを続ける指針に、会津八一の書「学規」に学びたい。
 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2023/12/14

 バッハの音楽に辿り着いて久しい。相変わらずバッハの音楽を聴かない日は無い。オーデイオにセットして2ヶ月以上は同じ曲を聴いている。何度繰り返し聴き続けても新しい音楽を聴くように思われてならない。

 

 今はイギリス組曲を聴いている、一階の書斎で1番から3番まで、二階のリビングで4番から6番まで。バッハの音楽とはいったい何だろう。某演奏家は「バッハは人間に聴かせる為でなく神に聴かせて恥ずかしくない音楽を作っている」と語っている。

 

 自分の自由さでバッハの神とは人間を存在させている必然性の働きと思える。人間は必然的に生まれ、必然的に老い、必然的に病み、必然的に死んでゆく、全て必然の営みと思えてならない。バッハの音楽はその必然性のための音楽のように思える。