無庵日録 (1022) 人間という動物の生涯 | 日々新面目あるへし

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 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2023/12/09

 人間は基本的に動物と同じだがその生涯を人生と称している。

動物は単なる生涯の一言として、改めて人間の生涯を眺めるに「生老病死」とはよく言ったものだ。

 

 人間は他の動物と何も変わらずに、必然的に生まれ、必然的に老いて、必然的に病んで、必然的に死んでゆく。ところが人間は

この必然性を様々に受けとめている、遺伝子の働きである。

 

 この単純な観方をこれ迄もよく考えさせられた。人間の生涯を人生と称するなら個々人の遺伝子の働きで、仏法の説く五種類の人間の人生に分かれるだろう。

 

 人間は行動次第で<優性・良性・従順・劣性・悪性>の遺伝子の働きをON/OFFさせている。ここに他の動物と人間との違いを眺めることが出来るというより、むしろ出来るだろうか。