よっちんの50年以上たって両親に感謝2012年4月25日 | yottinのブログ

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よっちんはご幼少のころ

ピアノを習っていたんだ。

オルガンが家にあって

楽譜なんか知らないから

自作の曲を勝手に弾いてたっけ。

幼稚園で原先生が、

楽譜を見ながら弾いていたんだ。

よっちんはお玉杓子が

弾くところを決めているのかなって思って

真似してたな。

後ろから原先が指で

ここ、ここ、ここ、ここって教えてくれたっけ。

ピアノ弾けるようになりたかったな。

家の近くにピアノの先生がいたんだ。

よっちんは自分からお稽古申し込みにいったよ。

バイエル赤、バイエル青。

ブルックミュラー、ソナチネ、ソナタ。

ピアノを弾くって

楽しくて楽しくてしょうがなかった。

でも、ませていたのかな。

周りを見ると女の子ばかり。

小学生のよっちんも異性を感じは始めて。

発表会の前、急にお稽古やめちゃったんだ。。

このころから可笑しなことが起こり始めたんだ。

左の指がうまく動かなくなって。

先生にはよく、左手が強すぎるって怒られたっけ。

左手のトレモロ。まったく動かない。

このころだったかな。

習字が始まったんだ。

左利きのよっちんは、左手で習字を書いたんだ。

朱色の墨汁で全部の字が直されたよ。

止め、はね、全部違うってね。

かなり悲しかった思い出。

同じころ 野球が急に流行り出したんだ。

せがんで買ってもらったグローブが右利き用。

左利き用のグローブは高かったんだ。

ボールを右手では上手くなげられなかったな。

左手が上手く動かなくなって

このグローブでもよかったのかも知れないと

思い始めたんだ。

でも当時のお蔭で楽譜が何となく分かる。

それよりも、よっちんは交響曲などは

最初から最後まで耳の中で回想できるんだ。

1時間位その曲を順を追って思い出せるんだ。

東京平塚間ならベートーベンの第九。

辻堂と茅ヶ崎の間位で終わるんだ。

ポケーっと相模川を渡って目を覚ます。

何回そんなこと経験したかな。

よっちんの特技。

暇な時間は、周りでは聞こえないコンサートを

一人で楽しめること。

志賀直也や芥川龍之介の短編小説を

目を瞑って読むこと。

昔、終電車に乗り損ねて、

4、5時間始発をまったことがあったっけ。

ブルックナーやマーラーの曲を

回想してたっけな。

60歳。60年の蓄積。

少しはよかったこともあったな。

50年以上前。ピアノを習っていてよかった。

お金を出してくれた今は亡き両親に感謝。

よっちんのやることを何でも許してくれた両親。

あの両親だったから、今のよっちんがあるんだなって。

50年以上たってから両親に感謝する よっちんでした。